日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』

を読む。
著者は映画字幕翻訳者の太田直子さん。
字幕翻訳の苦労ウラ話満載です。


私の場合、洋画を見るときは、基本字幕。昔のTV放映は声優さんの吹替で、それはそれで思い出深い。やっぱクリントイーストウッドは山田康夫の声の方が馴染み深かったりして。
最近は超大作になると吹替版も同じシネコンでやってたりして、お客さんは入るのかなぁと要らぬ心配をしているが、意外や、結構商売になっているらしいとか。
確かに、字幕って慣れるまで時間がかかるし、字を追いかけてると大切なシーンを見落としてしまったりするので、もしかしたら吹替も良いのかもしれない。
英語ですら原語のままではまったくわからないけど、しばらく観ていると慣れてきて、逆に字幕の意訳が気になってしまう。「確かにそういう意味だけどなんかちょっと違わない?」とか、有名な某女史の時などは、「大丈夫か?意訳どころかこれ明らかに誤訳じゃ?」と別の意味でハラハラしちゃったりして。
ま、映画の楽しみ方は人それぞれなんで、字幕版でも吹替え版でもよい。


「読んでいることを意識させない字幕。映画字幕は存在を主張してはいけない。空気のように、水のようにあって当たり前のもの。ないと困るけれどそのわりにあまり評価されない存在。そんなものであるべきだ。字幕屋は闇の介助者なのである。」
けだし名言。
映画好きな人は、読むと面白いかも知れません。

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

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