一昨日、「8時だヨ!全員集合伝説」が読み終わりそうだったので、本屋に行き新刊を物色していたらこれがあったので、購入。ハードカバーで出てた時から気になっていたんですが、無事文庫化。
中身は"枕営業"(体を提供することで役を得る)で、望み通りトップ女優になったものの、現実の自分と女優としての自分に心神喪失していく女性の話。
現実にもありそうな話だし、節々に「あぁ、あのタレントのあの状態がこれね」といえるような描写はありますが、うーんと、それだけ。期待していたんだけどなぁ。
特にこころに訴えるものが無いというか、浅いというか…。新堂冬樹ものでいえば、「無間地獄」とか「鬼子」の方が書き込まれていて面白かったです。
- 作者: 新堂冬樹
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 文庫
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