日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「戦後史開封・昭和40年代編」を読む

産経新聞に「戦後史開封」というシリーズがあり、それの40年代(1965-75)の主だった事件をまとめたもの。
日銀特融
・中国文革の余波
・ミニスカート
・東大紛争
・三億円強奪
・心臓移植
・沖縄復帰
赤軍派
新日鉄誕生
三島事件
・ドルショック
・日中国交回復
・高松塚
あさま山荘銃撃戦
・横井さんと小野田さん
・パンダ
・カラオケ
・石油危機
生まれたのが、昭和40年1月なので、45年以降の大事件は意外としっかり覚えていたりする。高度経済成長の絶頂期から、不況になっていくのが、小タイトルを見るだけでも判る。そういう意味ではバブル以降にも似ているのだけど、バブル後と異なり失速が緩やかなのと、とはいえ、戦争経験者がまだ現役だったので、しっかり下支えをしていたのがよくわかる。戦後生まれの団塊の世代には、バブル崩壊後の世の中を支える力はなかった。
あさま山荘は、小学2年だったか。いまでもよくTVで流れるけど、警察の大部隊を眼前に篭城、発砲は、衝撃的で今でもよく覚えています。その後発覚した連合赤軍大量リンチ殺人は、後年になって知ったけど更にショックでした。戦後30年もジャングルにいた日本兵発見の話(横井さんと小野田さん)も考えてみればすごい。30年ですよ、30年。お二人は独身だったけど、戦死したと思って、生活の為に再婚したら、実は生きていて…って話がよくあったそうで、それも悲劇。
こうしてみると、昭和40年代というのは、戦後の残滓から現代の日本につながる最後の大掃除って感じがするのは私だけでしょうか…。
学校で習う日本史でも、すっ飛ばす近現代史の部分、しかも自分としては実体験を踏まえられる部分なんで、興味深く読めました。
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