日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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『墜落の夏』を読む

副題は、日航123便事故全記録。吉岡忍著。
先日読んだ『墜落遺体』は事故後の話でしたが、墜落までの状況、機内の様子、事故後の身元確認から、保険のしくみ、事故原因など、余すところなく事故についての内容が書かれていて、この事故についての全容が知りたい場合は、これが一番かもし入れない。
明日、墜落から25年目を迎えます。524名中助かったのはたった4人。520人の命が一度に奪われたこの事故は、学生だった事故当時よりも身につまされます。
東京大阪間のこの便は当時やっていた「つくば博」にいった帰りの方や、甲子園に応援に行く方、夏休みでディズニーランドに遊びに行った方など家族連れや子どもたちもいましたが、亡くなった方の多くは、出張帰りや大阪への出張、単身赴任で東京に来ていた方のお盆休みの帰省、逆に赴任先の関西に向かうビジネスマンなど、家庭を支える企業人がもっとも多かった。偶然乗った飛行機に突然命を奪われる。そんな中でも気丈に家族の事を想い、手帳に遺書を走り書きした人もいた。
それぞれの家族が、それぞれの想いで過ごした25年は筆舌に尽くしがたいし同じ立場になることは到底できない。しかしながらその一端に触れることで、自分の生き方に何らかの指針にしていく。それが大切なんじゃないかと思っています。


折しも明日は「ペルセウス座流星群」の極大日。さまざまな想いを乗せて、星に願いを。

墜落の夏―日航123便事故全記録 (新潮文庫)

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