日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

義父逝去

カラオケの最中にカミさんからmail。入院した義父が亡くなったとのことで途中抜けて帰宅しました。
義父は数年前に片肺切除の手術を受けており、それ以来酸素ボンベを片手に生活をしていましたが、今年のこの暑さで体力も落ちており、流動食になっていたそう。嚥下する体力もなくなり、数時間前、入院先でなくなりました。
元気な時は、酒も煙草も嗜む非常にフランクな人でした。


ご両親に結婚のご挨拶をしに行った時のことです。
勿論、娘が男を正式に家に連れてくるってことは、結婚の話だということはすでに分かっているので、お互いにそんな事はおくびにも出さず、延々仕事の話やTV、本の話など、どーでもいいような話でお茶を濁し続けるものです。
昼過ぎに訪問し、まずは一献。最初はビールでしたが義父は洋酒好き。私がイケるくちと分かるととっておきの日本酒を出してきて、飲み始めたのでした。ほぼ一升瓶がなくなりましたが、こっちとしては、当初の目的をいっさい果たせず、時ばかりが過ぎて行きました。そんな私は、当然どんなに飲んでも酔えません。日曜日、翌日は仕事です。さすがにそろそろ言うこと行って帰らないとなぁ、と思ってたところ、
「まぁ、うちは基本リベラルだからよろしく」と言われ「では、今後ともよろしくお願いします」とわけのわからない挨拶をし辞去いたしました。
当時リベラルって意味がよくわかりませんでしたが、断られたわけじゃないだろうと勝手に解釈して、今があります。


家庭裁判所の調査官という堅そーな仕事なのに、全然そんなことなくて、たまに実家に帰るとおいしいお酒を用意して待っててくれました。同居の義兄は完全な下戸で義父に酒を付き合えるのは親族では私だけでした。
読書家というか活字中毒なところも私と同じで話を聞くのが楽しかったです。


すべからく人は死に向かって歩き出しており、そのゴールは必ず迎えるものです。いつどのような形でそれを迎えても、思い残すことなく…ってわけにはいかないでしょう。だから1日1日を精一杯生きる。それでよいのだと思います。
これから、お通夜、葬式とありますが、義父から聞いた話でけっこう面白いものがありますので、ここ数日はそんなものを紹介していきたいと思います。

お義父さん、ありがとうございました。
安らかに。