なんか持ってまわった言い方、含みのある言い方が好きな人っていますよね。「例の件なんだけど…」これが口癖の上司がいます。例の件って言われて、あんたはわかってるかもしれないけど、こっちは同時進行のいくつもの案件を抱えて(抱えさせられて)涼しい顔をしてこなしているものの内心パニックなわけです。そこへきて「例の件」と言われても…。
おそらく「例の件」と言ってすぐにのそ回答をくれることが気持ちいいのでしょうが、このようなあいまいな指示は混乱を招くばかりです。「例の件」と異なる回答をしていても本人が「その件」のことを言っていると勘違いして進めてしまう事もあるのですから。
ですので、私は「例の件」と言われた時に「案件Aの件ですか、Bの件ですか」と聞くようにしています。それと本気でパニクってる時に「例の件」と言われた時は、「主語がないのでわかりません」と言っちゃいます。
こういうことが出世に響いてくるんでしょうね…。
人にものを頼む時、主語と締切はかならず伝える。これは常識だと思うのです。