永田洋子(ながたひろこ)。
71〜71年に起きた所謂「連合赤軍」事件の中心人物。2月5日、東京拘置所で死亡。享年65歳。
連合赤軍事件は、「あさま山荘」事件が有名ですが、そこから発覚した「総括」の名のもとにたくさんの同志を殺した一連の事件。
最初は高邁な思想のもとに集まった仲間を殺す。この事件をきっかけに急速にこの手の共産主義運動は失速していく。
ソビエトの崩壊で、共産主義が早すぎた理想主義という結論となり、資本主義が”正しいもの”となった今、逆に共産主義の美点を改めて再確認しないといけないと思う。
本当に今の社会はいい社会なんだろーか。。。
しかしながら、日本では、この連合赤軍事件がトラウマとなることは必定。
逮捕後、(無責任にも)拘置所で首つり自殺をした森恒夫の死から28年。永田洋子さえいなければ12人もの優秀な若者が死ぬことはなかった。そして永田洋子は死刑囚として刑を執行されることなく、東京拘置所で天寿を全うした。