新宿歌舞伎町ノンフィクション。著者の友人のフリージャーナリストが歌舞伎町で消えた。友人を探しながら歌舞伎町の裏の世界に潜入する。中心となっているのは、ぼったくりバーや売買春、ホスト、クスリ、暴力団、中韓台他アジア系の歌舞伎町に巣食う裏社会。友人は何故、どこに消えたのか。
私にとって新宿は、東京の中でも一番遊んでいる街。幸運なことに怖い目にあったことはそんなにありません。ぼったくりバーに引っ掛かったことはありませんが、ぼったくり○○○や、違法な×××位は経験しています。社会人になって殆ど新宿区勤務なので、夜の歌舞伎町で遊んで裏の世界で怖い目はありませんが、痛い目にあったことは二度三度。
知っていれば、自分の身の丈に合わないところには近づきません。歌舞伎町でなくても、その町を知らない人が飛び込みで遊べる街なんてそんなにないと思う。
とはいえ、歌舞伎町も昔に比べれば危ない店も減ったとか。少なくとも大きな通り(靖国通り、職安通り)に面したそこそこ有名な店はまず安心でしょう。
問題は、酔っ払って気が大きくなってナンパしたりしてその娘の知ってる店に…なんてこと。スケベ心を出すと碌な事にはなりません。更に前後不覚になるほど酔っ払って介抱する友達もいないと、大変なことになる。カラオケ行って歌ってるくらいなら健全な街です。
人も街も裏があるから面白い。危ないと知りつつ歌舞伎町に人が集まってくるのは、やはり魅力があるからなんでしょうね。
- 作者: 久保博司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/12/01
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