日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

震災1週間雑感

 大地震から1週間。東北地方沿岸とは比べるべくもありませんが、間違いなく東京も被災地です。交通・電気供給は乱れ、平時とは明らかに異なります。問題は、これらが地震の直接的な影響ではなくて、主に電源被災に伴う間接的なものということ。壊滅的な打撃を受けた原子力発電所からの電気供給は、一朝一夕に回復するものではないので、長ければ数年はこの状況が続きそう。街のネオンは消え、さまざまな行事は自粛ムード100%。大人は家と会社の往復だけで精一杯、いつ止まるかわからない電車が気になり、アフター5に遊ぶこころの余裕もない。
 被災地を思えば…という大義名分が蔓延していながら、一方でいつ来るかわからない次の災害に備え、首都圏のスーパーからは生鮮食料品以外の食べ物、生活用品が買い占められ、ガソリンスタンドには長蛇の列という矛盾した行動。ガソリンは満タンになればもう並ばないけど、いつもならインスタントラーメンなど食べていない人が、袋ラーメンをこれでもかというほど買い占める。数人の核家族で何年分のトイレットペーパー買えば気が済むんだ?
 右の意見が出れば左の意見が出るのは世の習い。「元気な活動が、被災地に勇気を与える」という一見正しそうな話ですが、開幕を予定通り行うと発表したプロ野球セントラルリーグ、まさかこの電力不足で汲々としている中、ナイターはやらないでしょうね。もしやったら、計画停電Gに特別最優先地域で東京ドーム入れちゃえ!
 「経済を回す」という理屈は、どちらかといえば賛成です。しかしながら、それをこころよく思わない人もいるので、声を大にして言わなくてよいと思う。それと、あくまでも被災地、被災者への思いは決して忘れないこと、これ重要。
 募金活動について。
 これも大切なことだと思う。ただ、街中でいろんな団体が募金を呼び掛けているが、あれはいただけない。募金活動とは、募金したものがどのように使われたかを知る権利がある。団体の活動がどう行われ、どれくらいの金額が集まり、どこに寄贈されたか、そしてそれがどのように使われたかを知らなければ、どぶに金を捨てたようなもの。募金活動をする人、募金する人、募金で集められたお金を受け取った人は、しっかりとその意味を考えた方がよい。そういう理由で私は街頭募金には基本的に協力しないスタンスです。
 
 重篤な被害を受けられた方々は、辛い毎日を過ごされていると思います。 被災地域以外の人、軽微な被災の人は、自分が今どう行動すればよいのかを今一度よく考えないといけないです。安易なボランティア精神は迷惑この上ないし、逆もまたしかり、です。