3月も後半に入ったのに雪。昨年も満開の桜に雪がかぶった光景を富士吉田で見ました。昨夏の異常な猛暑。その上今回の地震。昔から言われていることではありますが、ここのところなんか地球規模でおかしくなっているような気がします。
人間様がいつまでも威張っている時代はもうすぐ終わりが来るのかもしれません。いまだ余震がおさまる気配もなく、今日もビービーといきなり携帯が鳴る。揺り戻しは、何も地震に限ったことではなくて、自然への畏敬の念を忘れ、山を壊し、海を汚し、たくさんの生き物をを絶滅に追いやった揺り戻しが今、起きているのかもしれない。
「風の谷のナウシカ」で、腐海は人間を近付けず静かに浄化を続けていました。被災された方々への優しい言葉とは裏腹に、自分に火の粉が降りかかると思ったら、周りの迷惑を顧みず、自分さえ助かればという思いからか、いらぬ買い占めに走る。結局自分さえよければいいんじゃん。
「私には関係ない。私は悪くない。」とは言わせません。誰もが、眼を覆い、耳に栓をして、地方に危険な原子力発電所を作り、たくさんの電力を消費していました。「危険なんて知らなかった」？嘘です。これまでも原発事故はあったし、危険じゃないならなぜ東京をはじめ大都市圏に作らないのでしょう。そんな電力会社のプロパガンダにまんまと乗っかり、「オール電化」住宅にしたり（私です…）。燃料を使い、温かくしたビニールハウスで栽培された季節外れの野菜を食べたことがないとはいわせません。みんな同罪です。
水は命の源。その水まで汚染されてしまうという状況を招いてしまった。
「もし、万が一のことがあると、魚や野菜が食べられなくなります。水も飲めなくなります。勿論住めなくなりますけど、それでも原子力発電所ここに建てていいですか？」と聞いてそれでもいいという人がいただろうか…。
今年は、総懺悔の年です。経済が回らないのはあきらめましょう。ＧＤＰが数％下がることも甘んじて受けましょう。おそらく、今年の企業倒産、失業者数は、過去最高になるでしょう。
必要なものを必要な時に必要なだけ。これを忘れて走り続けた結果です。過去への先送りを止める。ぎりぎりのターニングポイントなのかも。いや、こうなってはもう遅いか…。
