ついに「ぴあ」が2011年7月21日をもって休刊。
また一つの時代が終わりました。
特に私が「ぴあ」にお世話になったのは、大学生の頃。一人暮らしを始め、好きな映画を観る為毎週「ぴあ」を買い、お目当ての映画がやっているか探す。あの頃都内には名画座と呼ばれる、古い映画や館主が好きな映画をかける映画館がいっぱいあり、また学生の自主上映会など調べればどこかで観たい映画をやっていました。しかも名画座って、500円位で2本立3本立は当たり前、更に入替もなしときては、貧乏学生にはちょうどいい娯楽でした。
いまでこそ古い映画はDVD(ちょっと前はビデオ)で観ることが当たり前ですが、当時は、ビデオデッキもまだ10万円前後、レンタルビデオも1泊2日で500円が相場、セルビデオに至っては、12800円とか、6畳風呂無し24000円のアパートに住む私には、とても手が出せる金額ではありませんでした。そういう時代を経験した飢餓感が、今のDVDコレクションになっています。
その後名画座は絶滅状態となり、「ぴあ」のお世話になることもなくなりました。ネットで気軽に情報検索できチケットの予約もできるようになり、情報誌としての「ぴあ」の 役割は終わりました。
そーいえば大学生の頃は、「ぴあダイアリー」使ってたっけ。都内の映画館の電話番号とか地図が載っていて便利でした。
ありがとうございました。