日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「キネマの天地」 を観る。

 1986(昭和61)年、封切の時にカミさんと観に行きました。整理していたら発見したので、久々にDVDで観る。
 話は単純。時代は、松竹蒲田撮影所が大船に移転する直前。映画館の売り子をしていた有森也実ちゃんが、スカウトされ、松竹蒲田の大部屋女優になり、苦労をしながらスター女優になる話。
 もともと、この主役をやる予定だったのは、藤谷美和子でしたが、降板し、その頃まだデビューしたての有森也実ちゃんが抜擢される。予告編で「新スター・有森也実」と紹介されている(笑)。映画の内容と同様大抜擢されたわけだ。
 有森也実ちゃんは、84年「東大一直線・もう高校はいらない」でデビュー。そのあと、「星空のむこうの国」(小中和哉監督)で商業映画デビュー。その次の作品がこの「キネマの天地」。プロフィールで、「キネマの天地」がデビュー、初主演作とたまにありますが間違いです。(計画的にそういう情報を流したという話もありますが…)
 「キネマの天地」は、松竹大船撮影所50周年記念作品ということで、松竹オールスターキャストで、これでもかっていうほど、松竹スターが出てくる。渥美清有森也実ちゃんのお父さん。隣に住んでるいろいろと世話を焼いてくれるのは、倍賞千恵子(さくらね)。その子供が吉岡秀隆(純くん)。ほんのチョイ役で、笠智衆藤山寛美まで。
 映画が庶民の一大娯楽だった頃の、熱い映画人たち。観客もスクリーンを観て泣き、笑い、拍手を送る。
 最近の激しい映画に慣れていると「つまらない映画」と思われるけど、こういうハートウォーミングな作品がベスト10に入ってしまう、86年という時代も今に比べればよい時代でした。

キネマの天地 [DVD]

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