どんだけ暇なんだよ、ってくらいに引きこもってました。
娘が等々力アリーナでテニス部の試合があるって、朝もはよから出て行ったと思ったら「ボール忘れた!持ってきて!!」と言われ、仕方がないので急行してあげました。
その後は映画三昧。
まず、GYAO!で、「新宿純愛物語」1987(昭和62)年東映。
仲村トオル主演。これ桑原譲太郎の原作は読んでいたのですが、映画はスルーしていたので観たかった作品。仲村トオルに一目惚れする高校生の新人一条寺美奈が可愛い。この作品1本だけで引退したのが惜しまれます。
話は原作が原作なだけに荒唐無稽です。大半のロケを新宿で行っているので、懐かしかった。ALTAビジョンはこの頃白黒でしたね。
その次に観たのが、「喜劇駅前団地」1961(昭和36)年東宝。
森重久弥の駅前シリーズの2作目。これ、舞台が小田急線百合ヶ丘駅近くに今もある公団の団地。西生田駅(現・読売ランド前駅)の隣に駅(百合ヶ丘)を作ることが決定、駅の近くに団地ができる。建設ラッシュで、土地がどんどん開発され、農民は土地や山林を手放し一時的に土地成金(伴淳三郎)が誕生。伴淳の家には、当時まだ珍しい、テレビ、ステレオ、電気冷蔵庫、洗濯機と家電が一揃い。子供は久保賢(後の山内賢、久保明の弟なんだって、はじめて知ったわ)。親としては、大学に行ってサラリーマンになってほしい(!)のだが、彼は、養豚を中心とした百姓になりたがっている。安易に土地を手放す百姓たちへのアンチテーゼ。ここら辺が単に喜劇で終わらせない久松監督。
お隣の新百合ヶ丘に20年も住んでいるので、ここら辺の昔の映像が見られてとても興味深かった。ヒロインの淡島千景がきれい!
「荻窪東宝」さん作成のロケ地訪問、ロケ地と今昔比較を作られていますので、参考までに。
→http://ogikubo-toho.com/seitidanti.html
3本目は、『ブラック・レイン』(Black Rain)1989(平成元)年パラマウント。
リドリー・スコット監督節炸裂。もう何度も観ていますが、この雰囲気、いつ見ても好きです。大阪がどこか別の国みたいにかっこいい。「ブレードランナー」の舞台の過去は大阪だったのかと思える。
そして何より松田優作の鬼気迫る演技。主演は、マイケルダグラスと高倉健ですが、完全にこの映画は松田優作の映画になってしまっています。命を掛けて臨んだものは、しっかりとフィルムに焼きついていて観客の眼を離しません。わきを固める、首チョンパされちゃうアンディ・ガルシア、大橋署長・神山繁、菅井親分・若山富三郎 他、ガッツ石松、安岡力也、島木譲二など、よくまぁほんとにヤクザみたいな人を集めました。最近お騒がせの内田裕也も出てたりして。
DVD観ていないで、ハードディスクに取ったTVみて消さないとまた空き容量がなくなるー。明日は撮り貯めたTV番組を見よう。時間がいくらあっても足りません。。。