「宇宙戦艦ヤマト」の実写版「SPACEBATTLESHIPヤマト」のblu-rayが金曜日発売されたのですが、買いに行けなかったので昨日AMAZONに注文したものが届きました。ついでに、「秒速5センチメートル」の漫画版(1,2巻完結)、CD「金田一耕助の冒険 特別版」を合わせて注文。昨日注文して、今日届いちゃうんだから便利この上なし。
本当は、本は本屋、CDはCDショップというのが基本なんです。行きつけは、本なら新宿の紀伊国屋本店かサザンシアター店、帰りがけにだいたい毎日寄るのは、あおい書店新宿店(新宿2丁目の新宿絡みのコーナーが充実している)と最寄駅のBOOKMATES新百合ヶ丘店。CDは、タワレコの新宿店が多い。
最近は、本もCDもDVDも全然売れなくなっていると聞きます。特に店舗での販売は、毎年前年比減とも。駅前に必ずあった街の本屋さんやレコード屋さんはとても経営が難しく、どんどん閉店しています。インターネットの普及で、簡単に本やCDが買えるのはうれしいのだけど、本屋さんやCDショップで、所謂表紙(ジャケッット)買いっていうのは、新しい世界の窓を開く瞬間でもあります。そうして偶然出逢った作品も数限りなくあります。
「heeさん、これから紙の本はなくなるんでしょうか」と、先日昼飯後上司から問われました。
私的には、なくならないと信じています。CDやDVD、blu-rayなど音楽や映像のハードメディアはもしかしたら、あと20年持たないと思いますが、本は、オンデマンドのような形でも、紙媒体での「本」は残る気がします。
本って、まず買った時の高揚感が今でもあります。音楽も昔は少ないお小遣いでやっ買ったレコードに傷がつかないようにそっとジャケットから取り出し、静電除去のスプレーをしゅっとひと吹き、ベルベットのレコードクリーナを掛けて、ゆっくりと外縁に針を落とすこの瞬間はたまらなく好きでした。レコードが擦り切れるほど聞いたのは、私たちよりちょっと上の世代。私たちは、カセットテープに即ダビングし、テープが伸びてしまうほど何度も聞きました。
だから、私たちの世代は、アルバムの構成通りに曲を覚えました。A面の2曲目がいいんだよね、とか、B面1曲目がなに、とか。シングルレコードでも、必ずB面があって、A面目当てで買ったのにB面の曲が気にいったなんてこともよくありました。それがCDになって好きな曲だけを頭出しで聞いたり、最近は1曲だけを購入したりできるようになった。
音楽を聴く環境がこの30年くらいの間に激変して、レコードより扱いやすいCDに、そしてipodなどのデータ再生機。音楽を聴く環境は、どんどん楽に、簡単になっていきました。
本は、最近、ipadやキンドルなど読書用の端末が出ていますが、やっぱり、いつでもどこでもというにはまだ改善の余地があります。確かに保管という意味では、たくさんの本が1台の携帯端末に入るのですから、便利です。しかしながら、端末の重さは、文庫本にはかないませんし、電池が無くなれば読むこともできません。
私的に読書端末の最大の欠点は「所有感」のなさ。たとえば、昔、角川文庫の平井和正を次々と読み漁っていた時、緑色の背表紙が本棚に並ぶのは快感でした。この、好きな本が本棚に並ぶというのは、本好きにとって喜びなのですよ。
また、なにかのきっかけで、いつデータが消えるかもしれないのは、やはり、怖い。「1回読んだ本なら別に消えてもいいじゃん」と思われるかもしれませんが、そういうもんではないんですねぇ。
話がどんどんふくらんでしまいました。
要は、インターネット書店も街の書店も其々の役割があるので、うまく共存してほしいなと、本好きとしては思うのです。
DVD(映像)の不振についてはいずれまた…。
SPACE BATTLESHIP ヤマト プレミアム・エディション 【Blu-ray】
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2011/06/24
- メディア: Blu-ray
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- 作者: 清家雪子,新海誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/11/22
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- 作者: 清家雪子,新海誠
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