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「ガメラ2 レギオン襲来」を観る。

 小田急よみうりランド駅近くのシネマバーグリソムギャングでの上映会に参加してまいりました。
 「グリソムギャング」は席数21のシネマスペースで、映画を上映、隣のバースペースで映画を語り合うという映画好きにはたまらん場所。うちから歩いて20分位なので、ここ数年何回か参加させていただいております。
 で、今回は「ガメラ2 レギオン襲来」を金子監督と観る回でした。
 ガメラ2は、もう何度も観ています。恐らくあまたある怪獣映画の中で一番観ている映画かもしれません。怪獣映画って荒唐無稽で特殊兵器でやっつける物が殆どですけど、金子監督の平成ガメラ3部作は、自衛隊の現有兵器のみで戦います。特にガメラ2は、自衛隊の動きに焦点をあて、ある種のシュミレーション映画になっているところが観ている側のカタルシスを感じさせてくれます。レギオンの設定も宇宙レベルの外来種、生物の共生などスケールは大きいけど単に突然変異的に怪獣が生まれるそのほかの怪獣映画より説得力があります。ここら辺の理屈つけは、脚本の伊藤和典さんの力が大きいと思いますが。
 トークショウも興味深く拝聴。自衛隊の協力を得たこの映画、全ては民間人との合同演習という名目での協力だそう。陸上自衛隊はさほどNG項目はないのですが、航空自衛隊は、飛行機が落ちるのは絶対NGだったこと。本当は冒頭、銀座マリオンに戦闘機が墜落するシーンが撮りたかったけど当然×。それなら米軍機にしちゃえと思ったけど「米軍機であろうと領空侵犯を見逃すことはない。スクランブルをかけます」と、これも×。ここらへんの話は、「ガメラ監督日記」にもありましたが、色々な制約があったにせよ、く自衛隊の協力を得たことでリアリティが増した事は間違いない。「ガメラ2」でもたくさんのシーンで役者ではなく一般の自衛隊員に出演頂いた。その動きはまさに助監督で指示した通りに全員が動くと感心していました。訓練された人間というのはどこに行っても通用するってことですね。
 スペシャルゲストは坂野友香さん。ガメラでは、1、2にヒロイン草薙浅黄の同級生役で出演されていました。既に2年前に女優を引退しているそうですが、サービス精神旺盛なとてもかわいい方。もったいない。無理のない範囲で続けていってほしいなぁと思いました。
 金子監督は、ガメラゴジラの両方を撮った唯一の監督。懇親会で「「デスノート」の大ヒットはうれしいんだけどおかげで"巨匠"扱いされるようになり、「金子に監督してほしいけどギャラ高い」と思われ敬遠されるのが一番いやだ。」といってたのが印象的でした。以前お逢いした小中監督といい映画にかかわる人は金銭、欲得ではなく映画が好きなんですね。
楽しいひと時をありがとうございました。