日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

やはり駅伝のことなど。

 毎年正月2,3日はblogで駅伝の事を書いています。さて、2009年初優勝(往路復路完全優勝)した東洋大が、2010年もかろうじて総合優勝連覇したものの、昨年(2011年)は早稲田に優勝を持って行かれた。今年の見どころは、早稲田が優勝を死守するか、それとも東洋が返り咲くかはたまた別の大学が頭角を現わしてくるか。
 はい、結果。
 東洋大学往路復路完全優勝10時間51分36秒大会新記録。10区間中6区で区間賞。5区4年生柏原君、23.4kmを1時間16分39秒、自分の記録(2年生・2010年)を更に塗り替える区間新。かつて山の神といえば、順天堂大の今井くんでした。2009年に登場した柏原君は、あっさりとその記録を破り山の神童と呼ばれていましたが、その柏原君も4年生。最近は新・山の神と呼ばれていますね。今井君もすごかったけど、柏原君は異常だわ。でもいつかその柏原君の記録もあっさり抜く選手が出ちゃうんだろーな。
 

 駅伝って、日本独自の競技なのかな。あんまし日本以外でやってるって話、聞いた事がない。カミさんと見ながら「こんなに面白いのにねー」と言ってました。個人主義の発達したアングロサクソンは、自己の能力が他人より高い事が第一で、チーム総合力としての評価なんてあんまし魅力がないのかな。
 1本の襷を5人で繋ぎ、東京から箱根に、翌日は箱根から東京に向かう。ひとりのスター選手がいるだけでは優勝はできない。ひとりでも故障してしまったら、入賞はおろか、シード権すら失ってしまうこともある。全員が全力で臨むことでしか総合優勝を勝ち取ることはできない。「全員が1秒縮める気持ちで」と柏原君も東洋大のキャプテンとして訓示したそう。そう、柏原君だけが如何にすごくても、東洋大の総合優勝はありえない。10名の走者全員が同じ気持ちで自分の力を出し切る事が大切。調子が悪ければ、潔く引く事も重要。
 10名の走者に光が当たってしまうけど、その周りの走者に選ばれなかった多くの部員たち、監督も一緒に讃えよう。駅伝は総合力。1人の力は小さくても、全員が智慧と力を出せば、より大きな仕事ができる。(ここら辺は、個々人の能力は低い試作サイボーグが、お互いに不足する能力を補いあうことで、巨大な敵ブラックゴーストに立ち向かう「サイボーグ009」に共通するな…なんて思いましたが、それはまた別のお話。)

東京農大も頑張った。5区津野君は、柏原君のゴール後41分17後にふらふらになりながらもゴール。
復路9区の神奈川大鈴木君、何度もコケながら、繰り上げスタートの合図とともに鶴見中継所に入り、間一髪襷が繋がった。

 さて、来年はどうなるか。
 青山学院、國学院がシード権を獲得して、新しい時代の幕開け。一方で、常連校の東海、神奈川大、拓殖大東京農大がシード落ち。今年出場権すら獲得できなかった古豪校も含め、予選会から頑張ってください。