今まで、年賀状のやり取りしかしていなかった旧友（前の会社の１個上の先輩）と飲むことになり、本当に久々の再会でした。
今の会社に入ったのが、1993年ですから、もう１９年目になります。新橋のＳＬ広場で待ち合わせして、会った瞬間に過去にタイムスリップしたような、すごく不思議な感覚。まるで、昨日まで一緒に仕事をしていて、飲みに行くような。
前の会社って所謂"飛び込み営業"の会社で、それはそれは辛い毎日でした。その分仕事後の遊びも半端じゃなくて、今となっては楽しい思い出ばかり（勿論戻りたくはないけど）。そんな頃の仲間の近況を聞くとみんな意外とちゃんとしてるんでびっくり。年商数十億の会社の社長になってたり、結構難関の某国家試験に受かって事務所構えていたり、正直、辛い会社ではあったけど、その経験は、決して無駄じゃなかったのかもしれません。
２件はしごして、私は久々の終電、相方は終電を逃し、最寄駅まで帰れなくなっちゃって申し訳ない事をしてしまいました。そんだけ、楽しかったってことです。
「いろんな事があったけど、無駄なものなんてひとつもないんだよ」と別れ際に言われました。
確かにそうだよね。振り返って失敗だった思えるような事、二度と戻りたくないような事であったとしても、それでも、今の自分を形成しているものである事は間違いないと思う。
旧友と別れて、ひとり電車に揺られて、何故か涙がでてきました。
自分は、こんなだけど、逢いたいと言ってくれる人がいて、また逢いたいねと言ってくれる人がいる。
こんな幸せなことはないですね。
