日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」全話視聴の会に参加

hee2012-02-11


 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)は2011年1-3月のフジTVで放映された連続アニメーション。面白いと話題になっていたのですが、観る機会なく、秋頃集中再放送があった時に録画しましたが、バタバタしていてHDDに保管したまま。まとまった時間が取れたら観ようと思っていましたが、結局今まで1度も観ることなく。
 そんな中、「この作品を一気にみませんか」とのお誘いを受け、渡りに舟とばかりに参加して参りました。場所は新宿pasela、カラオケ店です。DVDも観ることができ、大画面の液晶TVがありますので、こういう使い方もできます。
 元々この会は「泣きオフ」といって、泣ける作品を持ち寄りみんなで集まって見ようという会を不定期でやっています。で今回の企画に選ばれたのが「あの花」というわけ。

 物語は、第一志望の高校受験に失敗をし不本意な高校に進学したものの、結局不登校になり、引きこもりをしている宿海仁太(やどみじんた/子どもの頃のあだ名は、"じんたん")の家に、かつて仲間と一緒に遊んでいた時に事故で亡くなった本間芽衣子(ほんまめいこ/同"めんま")が幽霊となって現れる。めんまは、「自分のお願いをみんなで叶えて欲しい」というが、その肝心のお願いが何だか思い出せない。
 "仲間"というのは、小学校の頃「超平和バスターズ」というグループを作り遊んでいた仲間たちのこと。松雪 集(まつゆき あつむ/同"ゆきあつ")と鶴見 知利子(つるみ ちりこ/ 同"つるこ")は県内有数の進学校に通う。安城 鳴子(あんじょう なるこ/同"あなる")は、じんたんと同じ高校に通っているが、日々流されながら高校生活を送っている。久川 鉄道(ひさかわ てつどう/同"ぽっぽ")は、高校進学をせず、バイトをしては世界中を放浪して、金が無くなると日本に戻り、かつての"秘密基地"をねぐらに暮らしている。

 "めんま"のお願いとは何なのか。変わってしまった仲間たちは、"めんま"の呼びかけに応え集まることができるのか。またかつてのように仲良くなれるのか。仲間たちの抱えたトラウマとは。そして、それぞれの想いは…。物語が進むにつれて様々な事が明らかになり、エンディングに向かって収斂していきます。
 最後、号泣でした。部屋を暗くして観ていたし、そもそも泣くことが目的の会でもあるので、恥ずかしいとかはないですが。

 仲間礼賛、友達礼賛のドラマといえば「愛という名のもとに」('92年フジ)がまず思い出されます。こういう物語は、斜に構えて観ても気恥しくなるだけで、全然面白くありません。集中して自分も仲間の一人になったような気分で物語世界に没入すると感動必至です。

 最近のアニメって、たくさん見ているわけではないから正しいかどうかは判りませんが、「売れたら次シーズンをやる」事が前提になっているような歯切れの悪い作品が多いような気がします。勿論原作の途中までをやっていたりするわけなので、中途半端感が否めないのは仕方がないけど。「この花」が完全オリジナル作品だからというのもありますが、続編の可能性の薄い完結した作りはそれだけで好感がもてます。

 今、結構辛くって、友達や仲間ってやっぱ大切だよなぁと思う人には是非観て欲しいですね。30分×全11話=5時間30分だから、まぁ、なにもないお休みの日に観るにはぎりぎりの長さですかね。


会の後は東高円寺の蕎麦と銘酒の店「杉並 まん月」に。住宅街にある店とは思えないほど満席の店内。酒肴もお酒も美味しく楽しい1日でした。