AMに入荷連絡が来て、新宿ヨドバシだったので、「週明け、会社帰りでも寄ればいいかな」とも思ったんですが、やっぱ1日も早く稼働させてみたかったんで取りにいってしまいました。
いやぁ、予約したのが、11/18ですから納品まで3ヶ月強。「SONYヘッドマウントディスプレイHMD−T1」が家に来ましたー。まさに、待ちに待ったって感じです。
59800円で10%のポイントがつくので、実質5万ちょっとで、自宅が映画館になります。
プロジェクターも持っているのですが、セッティングが面倒なのと、内蔵スピーカーでは音がしょぼい。そこそこのホームシアター環境を整えるとなると、プロジェクター、スクリーン、音響システム、暗幕を揃えて、最低でも50万位は掛かる。ところがこの商品は、その10分の1の価格で、完全一人用ではあるものの、3D対応、5.1chサラウンドヘッドホン内蔵、しかも20m先に750インチ相当という大画面をバーチャルで体験できます。
これまでも同様の商品はありましたが、あらゆる面で先行商品を凌駕して、やっと実用に耐えられるものが出てきたという感じです。
さて、箱を開け、セッティング。要はこの商品は、"モニター"。チューナーの付いてないTVみたいなもんですから、Bluray/HDDプレイヤーとプロセッサユニットを繋ぐだけでOK。超簡単です。プロセッサユニットには信号をパススルーする機能があるので、通常、
Bluray/HDDプレイヤー→TV
となっているところ、
Bluray/HDDプレイヤー→(HMDプロセッサユニット)→TV
として、ユニットでTVとHMD本体に分岐して映像・音声を出力します。使用時は、本体のケーブルをユニット前面の穴に繋ぐだけ。これで、HMDを使うたびに後の配線を繋ぎ替えるというめんどくささはありません。
準備はこれでOK。さぁ”こけら落とし”の始まりです。
これだけの機能があるものであれば、それなりの作品をかけるべきでしょうが、そもそも家のBluray/HDDプレイヤーは3D対応ではない為、いきなりフルスペックでの活用はできません。で、思い出したのは、私TVを買い替えるたびに、必ずある作品をかけることにしているんです。TV遍歴でいうと14インチ(独身時代から使ってたもの)→20インチ→28インチワイド(ここまではブラウン管)とここまで来て、昨年買ったのが42インチプラズマ。
というわけで最初の作品を観ました。作品は秘密です。
すごいです。ミニシアターのベストポジションに座って映画を観ている感じです。まさに映画館ひとり占め。
すばらしいガジェットではありますが、私的に難点が2つ。
・メガネをかけながらの視聴は、何らかの対策が必要。
要は20m先のスクリーンを観るわけなので、通常眼鏡を使用している人はメガネが無ければ見えません。ピント合わせの機能があれば解決するのになぁ。で、メガネをかけながらでも観れるのですが、本体を頭に固定している為、当然メガネも押されます。鼻パットの部分とかが圧迫されやっぱ痛くなります。緩めにヘッドバンドを締め、頭を固定するようにすれば大丈夫なような気がしますが。
あとは、古いメガネがあれば、レンズを直接ディスプレイに貼り付けてしまうという方法をネットで発見しました。これなら、焦点距離のぶれで画像が乱れることもないので良いかも…。
・哀しい映画を観ても涙が拭けない。
なにしろ、完全に目を覆ってるわけですから。如何に感動的な物語でも滂沱の涙を拭くことはできず、流れに任せるしかありません。これは、言われてみればその通りですけど、結構辛いですねぇ。
さ、これから映画を観るときはこいつで観よーっと。明日は何を観ようかなぁ。しばらく楽しめそうです。
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