日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」 を観る。

 2008年・パラマウント。監督S.スピルバーグ
 封切の時も観ましたし、DVDもこれで何回目かです。目の調子も良いので、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)で。
 「最後の聖戦」(89)から19年、インディジョーンズが帰ってきた。まずそのことはうれしい。舞台は1957年アメリカ。最後の聖戦が1938年を舞台にしているので、インディの世界でも19年が経過しています。
 インディ・ジョーンズシリーズもほぼ封切で観ているシリーズ。19年は、待ちに待ったというより、待ち過ぎて「ふーんやるんだ…」という感じでしたが、それでも、気持ちはインディに逢いたい一心で劇場に行ったのを憶えています。
 パラマウントのロゴから物語が始まるのも一緒。シルエットから始まるインディの登場シーンでは、ワクワク感は最高潮。ハリソンフォードが出た瞬間「来た―」って感じ。

 お話は、1957年ですから、既にナチスはなく、敵は冷戦構造時代のソ連。そのソ連軍が、インディの力を借りて(というか強制的に拉致して)強烈な時期を発するエイリアンの髑髏を政府の重要機密物保管倉庫から強奪しようとする。この倉庫は、「レイダース/失われた聖櫃」のラストシーンで出てきた場所。インディの脱出の時に箱が壊れてちらりと聖櫃が出てきてこりゃまたオールドファンには嬉しいシーン。
 命からがらソ連軍から逃げ出したインディは、近くの街に助けを求める。しかし、人と思ったのはみんなマネキン。そこはハリボテの街だった。その時、街頭スピーカーからカウントダウンを知らせる声が。原子爆弾の実験が始まる。


 実はここら辺から笑えなくなっていました。いくらエンターテイメントでも、時代がそうであっても、原爆を単なるシチュエーションにしてドキドキハラハラさせて、「助かってよかったね」と素直に喜べません。ここは日本人たる所以です。
 その後の展開も、ロズウェルやエリア51などUFOでおなじみの場所で、出てきた水晶髑髏もエイリアンのそれ。南米の滅亡した都市にこの髑髏を返す旅に。そして髑髏をあるべき場所に戻したら地中から巨大なUFO…。
 
 インディジョーンズは、歴史の神秘に立ち向かい、それを一旦は手にするけど、でもそれは結局なんだか判らないもの、でもなんかすっごい冒険だったね、さて、次の冒険はなんだろう?という感じの、すっきりしてないけどすっきりするみたいな、うーん、なっていったらよいのか、冒険そのものを純粋に楽しむストーリー展開が良かったのです。それが、ラストUFOが出てきちゃ駄目なんだよなぁ。わかってないなぁ。

 
 でも、ラスト、マリオンとインディの結婚式は良かったな。そして、2人の間の子供、マット青年が風に飛ばされたインディの帽子を取りかぶろうとした瞬間、インディが横から奪う。「お前にはまだ早い」とでもいうように。この演出は良かった。

 しかしインディ・ジョーンズ博士、1899年生まれだから、映画の設定で、58歳。TVシリーズでは93歳の引退したインディが出ていますが、さすがに冒険するには薹が立ち過ぎて痛々しい。いつまでもジョーンズ博士の冒険を観ていたいけど、もう続きはできないですかね…。

とはいえ、インディジョーンズのテーマが流れると、ワクワクしちゃんうんだよなぁ。

インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]

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