命がいくらあっても足りませぬ。ましてや都会なんだから。
アメリカの文化人類学者エドワード・ホールが発表したのが、「パーソナル・スペース(パーソナル・エリア)」とい考え方。日本では「対人距離」と言い、以下の4層に分かれ、更に各層2相にわけられます。
密接距離…ごく親しい人に許される空間
近接相(0〜15cm)-抱きしめられる距離
遠方相(15〜45cm)-頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離
個体距離…相手の表情が読み取れる空間
近接相(45〜75cm)-相手を捕まえられる距離
遠方相(75〜120cm)-両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離
社会距離…相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間
近接相(1.2〜2m)-知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離
遠方相(2〜3.5m)-公式な商談で用いられる距離
公共距離…複数の相手が見渡せる空間
近接相(3.5〜7m)-2者の関係が個人的なものではなく、講演者と聴衆と言うような場合の距離
遠方相(7m以上)-一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離
要は、本来街の中など、知らない人同士は、公共距離を取るのが普通なわけですが、満員電車とかは、そんなスペースは確保できない。必然不快な状態が継続します。
満員電車で喧嘩が起きるのはそういう理由。長い間満員電車で通勤していると、喧嘩を観る事も1度や2度ではない。自分も喧嘩を吹っ掛けられた事もあるし、余りにもマナーの悪い人くを注意したら、逆切れされたこともある。だから、最近は、忍の一字で30分過ごすようにし、穏やかな気持ちを保つようにしている。
例えば、人にぶつかったら、先に謝っちゃう。ここで、「ちっ!」とか舌打ちすると喧嘩のもと。
人が大勢いるところは、ほんと、どんな人がいるかわからないから、充分、気をつけないとね。