日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

日曜日は静かに弓を引く。

 ホーム道場である多摩スポーツセンター。いつもさほど混雑することがないのに、今日は駐車場に入れない程大賑わい。館内プールにて「2012年度日本マスターズ水泳短水路大会 神奈川」が行われていました。たくさんの選手、スタッフ達。館内放送で流れる「世界記録、日本記録が出ました」との報。なんかすごかったです。
 で30分待っても駐車場に入れず仕方なく一旦帰宅しカミさん拝み倒して送迎をしてもらい、やっと弓道場に着いた時は既に開始1時間後orz。
 弓道場の隣に柔道場があります。子供柔道教室をやっている様子でしたが、師範と思われる先生のどなり声が通路にまで響いています。熱心な先生なんでしょうけど、正直ああいう高圧的な教え方しかできないのはいかがなもんかと思う。
 武道というのは、高段者であればあるほど高い精神性を求められるはず。勝ち負けは勿論大切だと思うし、中途半端な事をやっていると、自分も怪我をするし相手も怪我をさせてしまう。だけど、それを理解させる為に怒鳴る必要があるのか疑問です。
 一方で、弓道場では静かに弓を引いています。聞こえるのは弓が引き絞られる時に発する、弓と弦のきしみ音、矢が放たれる時の弦音、そして的に当たった時の「パン」という的を破る音。

 静かではあるけれど各人の集中力は計り知れないほど高まる。そういうときは隣の怒声すらも耳に入らない。そして矢を放った後は、それまでの動作を振り返り反省をする。その繰り返し。ストイックな武道だなぁと思う。いや、もしかしたら剣道や柔道よりも茶道や華道の方が近いのかもしれません。弓を引き矢を射るというただそれだけの行為に対して、様々な所作があって、それを憶える事がかなり重要な要素を占める点や特に礼儀を重んじる点、技を交わす敵がいないという点も一般的な武道とは大きく違うところですね。

 高い精神性を修養する為、という大義名分はありますが、私のようなミーハーは、なによりその佇まいの「かっこよさ」が好きなんですけどね。年齢にかかわりなくいつでも始められるってのもお勧めする理由です。