ソーシャル・ネットワーキング・サービス(social networking service)社会的ネットワークサービスとでも訳すのかな。
一般的には、日本では先駆的なSNSであるところのmixi(ミクシィ)や、最近注目のfacebook、twitterなど、双方向コミュニケーションのwebツール。コメントやトラックバック機能を持ったblogもある意味SNSと言ってもよいかもしれません。
私の場合、基本このblogを中心にWeb上で情報発信(というほどのもんでもない)してはや10年近くになります。mixiもfaceもtwitterもアカウントを持っていますが、blogを連携しているだけ。SNSをなんとか商売につなげられないかという方が多いけど、正直私は疑問です。
情報の伝達スピードは、電話や手紙に比べれば格段に速いし、同好の士を見つけたり、かつてお付き合いのあった同級生や友達を見つけるのには非常いよいツールだと思いますが、あくまでもツールの一つでしかないと思うのです。
私のblogは、数年前まで1日に200pvされるかされないかでしたが、最近は、1日に1000pvを越えることもあります。書いてる内容は全然役に立ちそうもない事ばかりですが、ここまで見られている一番大きな理由は、「続けている事」だと思うのです。スタートは2003年ですが、当時は月に1,2回程度しか更新していませんでした。で、これじゃいかんと一念発起し、2006年4月から毎日更新することを自分に義務付けました。
今日も本当に書くネタが無くて、どうしようかと延々PCとにらめっこ。読んでる本は途中だし、最近DVDも観ていないし。会社の事は書けないし。私だって人間だから、たくさんの負の感情を持っていますが、blogはそういうものを書く場ではありません。
確かに「友達の友達はみな友達、世界に広げよう友達の輪」的に、facebookやtwitterにリンクさせれば、ここで発信した情報は人づてにたくさん広がっていきます。でも結局それだけ。よく飲食店や小売業者が、タイムセールを行う情報をツイートすることでたくさん集客できたりしますが、タイムセールに集まる人たちは、その後固定客として残ってくれるんでしょうかねぇ。おそらく難しいと思うのです。
情報弱者の反対で情報強者という言葉があるかどうか判らないけど、そういった情報ツールを上手く操る人は、常に新しい情報に目を向けているので、もしそういう人をお客様として扱う為には、発信する側も常に相手に有益な情報をタイムリーに与え続けないといけない。それを日頃の仕事の片手間でできるかというと恐らく無理ではないかと思うのです。
SNSは、あくまで「私的な繋がりを拡大していくツール」というのが、今のところの私の中での結論です。
私はSNSを活用して旧友と再会できたり、たくさんの新しい友達に出逢う事が出来ました。でもここに商売を持ち込むというのは、保険外交員になって友人知人誰彼構わず営業を仕掛け最後は友達がいなくなるというのに似てるなぁと思ったりします…。