日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

私からの「いじめられている君へ」


 朝日新聞で、「いじめられている君へ」「いじめている君へ」「いじめを見ている君へ」という風に、被害者、加害者、傍観者に対して著名人が毎日メッセージを送っています。いじめている本人は勿論、いじめられている人も、最近は社会人ですら新聞を取らず、ニュースはTVとスマホで片付けている人がいる中、そもそも新聞なんか元々読んでいない世代かもしれない。
 でもそれでも発信する手段をもっている人は、何らかの形でメッセージを送りたい。恐らくそういう想いで新聞社の人は、メッセージを繰り続けている。確かにそれは、自己満足かもしれない。でも、万が一でもそれを読んだ人が、死という究極の選択を思いとどまってくれれば、発信をした甲斐があるというもの。
 もし、子供たちがそれを読まないというなら、たくさんの子供たちに触れてもらえるよう拡散させればよい。twitter的にいえば、リツイートだ。「新聞なんか読まないのに莫迦みたい」という人のおつむの程度は、いじめっ子のそれと同じじゃないかと思う。

 というわけで、私もこのblogを通じて、伝えたい。「いじめられている君へ」
 

 「自分もいじめられっ子だった」という大人のカミングアウトは、今その苦しみの真只中にいる君たちに何の役にも立たないよね。「だから大丈夫」っていわれても、「僕はあなた方と違う」と思うかもしれない。
 君たちにとって、学校は自分にとって社会の全てだし、特に小中学校は義務教育という枠組みだから、”行かないといけない”って思っているかもしれない。でもね、学校は学ぶところなのに、いわれのないいじめ、差別を受けて勉強すら手につかない状態ならば、それは義務でも何でもない。そもそも誰にとっての義務かというと、子供に教育を受けさせる義務というのは、親、自治体、国にあるんです。教育基本法の第5条に「国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。」とあります。だから君が教育を受ける義務というわけじゃないんですよ。学校の先生も助けてくれない、親にだって心配かけるから言えない。だから、地獄の中に毎日飛び込んでいく。そんなことは、今すぐにでもやめてしまえばいい。勉強なんか学校じゃなくたって出来る。
 逃げることは悪じゃない。死んでしまってリベンジのチャンスを自ら捨てること、それが一番の悪です。「これから、いいことなんてない」って思うかもしれないけど、それは絶対にない。今が一番辛いから。確かに死んでしまいたいって思うほど辛いことは、生きていれば何度かある。でもいじめられている今以上につらいことはそんなにない。それ以上に、本当の友達との出逢いや本当に好きになるものが必ず出てくる。例えば、アニメや漫画や電車やヒーローや、他人から見れば変なものかもしれないけど、でもそれに囲まれている事が幸せって思えるようなものでも全然かまわない。
 そういう(自分にとって大切なもの)を見つけると、どんな地獄からでも這い出す事ができる。それをとやかく言う人がいたら、その人に近寄らなければいい。寄ってきたら一目散に逃げちゃえ。
 学校がすべてじゃない。もっともっと大きな世界がある。だから、諦めず逃げて。
 ただね、逃げているだけでは何も生まれない。いつか必ずリベンジしてやるという強い心を持ってください。その為には、何でもいいから、自分が熱中できるものを見つけること。
 死ぬことはいつでもできる。でもそれは1回きりの最後の手段。使えるのは1回限り。死ぬという選択肢の前に何かがあるはず。
 それをもう一度考えて。絶対にあるはず。素敵な未来はそこから始まるんです。。「死ぬということ」と「逃げる」は同じ意味じゃない。それだけは判って下さい。