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日本で19人目のノーベル賞受賞者

 今年のノーベル医学生理学賞は、京都大学山中伸弥教授に決まった。日本人では19人目の受賞です。
 毎年ノーベル賞騒ぐけど、どれくらいすごいのか、正直良くわからない。
 ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする。」に従って設立された物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学の6分野で顕著な功績を残した人物に贈られる賞ということぐらい。ちなみに経済学賞だけは、正式には「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」といい、厳密に言うと他の賞とは異なる。

 日本ではどんな人が授与されてんだろう。面倒なのでwikiで調べる。間違いはないでしょう。

 
氏名 出身大学 受賞年 部門 理由等
湯川秀樹  京都大学 1949年 物理学賞 中間子の存在の予想。
朝永振一郎 京都大学 1965年 物理学賞 量子電気力学分野での基礎的研究。
川端康   東京大学 1968年 文学賞 『雪国』『千羽鶴』等の作品。
江崎玲於奈 東京大学 1973年 物理学賞 半導体におけるトンネル効果の実験的発見。
佐藤栄作  東京大学 1974年 平和賞 非核三原則の提唱。
福井謙一  京都大学 1981年 化学賞 化学反応過程の理論的研究。
利根川進  京都大学 1987年 医学生理学賞 多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明。
大江健三郎 東京大学 1994年 文学賞 『個人的な体験』『万延元年のフットボール』等の作品。
白川英樹  東京工業大学2000年 化学賞 導電性高分子の発見と発展。
野依良治  京都大学 2001年 化学賞 キラル触媒による不斉合成反応の研究。
小柴昌俊  東京大学 2002年 物理学賞 天体物理学、特に宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献。
田中耕一  東北大学 2002年 化学賞 生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発。
小林誠   名古屋大学 2008年 物理学賞 対称性の破れによるクォーク世代の予言(小林・益川理論
益川敏英  名古屋大学 2008年 物理学賞 対称性の破れによるクォーク世代の予言(小林・益川理論
南部陽一郎 東京大学 2008年 物理学賞 自発的対称性の破れ量子色力学
下村脩   長崎医科大学2008年 化学賞 緑色蛍光タンパク質GFP)の発見とその開発。
鈴木章   北海道大学 2010年 化学賞 クロスカップリングの共同開発。
根岸英一  東京大学 2010年 化学賞 クロスカップリングの共同開発。
山中伸弥  神戸大学 2012年 医学生理学賞 iPS細胞の開発。


今回の山中さんで19人。国別では圧倒的にアメリカが多い(325人)。ついで、イギリス(111)、ドイツ(旧東ドイツ含)(81)、フランス(55)、お膝元スェーデン(31)、スイス(22)、ロシア(旧ソ連含)(20)ときて、日本は8番目。これはすごいですねぇ。因みに中国、韓国は1回だけ(いずれも平和賞)。


文学賞平和賞は、名誉賞的な感じがしますけど、自然科学分野(物理学賞・化学賞・医学生理学賞)での受賞というのは、人類の進歩に何らかの影響を与えた基礎研究に与えられる。これは、本当に素晴らしいですね。


 さて、いつ取るいつ取ると騒がれてる村上春樹は、文学賞取っちゃうのかなぁ。私、村上春樹、1作品も読んだことありませんのよ。「ノルウェイの森」も「1Q84」も話題になればなるほど、読む気になりませんでした。読んだら面白いのかもしれないけど。もし、ノーベル賞取ったら読んでみよーっと。