先週土日出勤だったので、今週は久々に夜間稽古に参加。明日は弓友会の納射会だし、ちょっと練習しないと。
納射会っていうのは、1年の最後に行う射会のこと。
弓を引いていると、自分を取り巻く様々な雑念から解放され無心になる。
仕事の事、家庭の事、その他色々な事を忘れ、弓から放たれる矢とともに的に心が集中される。
雑念があると、矢は的に中らない。
なんとか中てたい、という気持ちも雑念にほかならない。中てようという気持ちが、身体のいずれかに力を入れてしまう。
和弓には中てる為の細工が照準もバランサーも何も施されていない。すべては、矢を射る為のステップをしっかりと身につけて、骨の配置、手の位置、力の配分を規定通りに行う。そうすれば自然と矢は的に中る。
しかし、これがなかなかうまくいかない。
28m先にある36cmの的。近くて遠い。大きくて小さい。手元の少しの狂いが、28m先では大きく狂う。まるで、的が自分の矢を避けるように、いっかな「パン!」という的紙を破る高い音が聞こえない。。
弓道は立禅とも言われます。
やってるとほんとその通りだと思います。
しかし、またまだ煩悩まみれの私、修行の道は険しい(>_<)。