市営の施設なので今日から開館。新年射会は日曜日ですが、その前に射初め。今日からお仕事の人もいて6人と少ないメンバーで。
袴を着けて寒い射場に立つと、背筋がピンと伸び、身も心も引き締まる。
的中は結果であって、弓はそこに持っていく過程が重要。的を意識しそれに囚われていると、必ずどこかに歪みが出て、的中を逃す。頭では判っているけど、的前に立つと中りを意識してしまう。心を無にして、ひとつひとつの動作を確認しながら気を練り充実させて一気に開放する。
過程が良ければ結果はどうでもよい、というわけではない。目標にしている以上、結果を出すことは重要。ただ、ラッキーで結果が出てしまって、それでもよしというのは是としない事が大切だという事。「運も実力のうち」という言葉があるけど、運は実力ではない。ひとつひとつの工程をしっかりこなすことが出来るようになって、初めて"確実な"結果が残せる。
結果に執着するあまり、過程の大切さを見失いがちな昨今、「終わりよければすべてよし」っていうのも嫌いじゃありませんが、改めて、過程の大切さを、的前に立ち想いを馳せた射初めの日でした。