「4台のエレクトーンとピアノによる『さよなら銀河鉄道999』コンサート」(於:北区滝野川会館大ホール)に参加しました。
担当は、最後の歌のコーラス隊。別名、"パルチザンコーラス"。
「さよなら銀河鉄道999」は、機械化人とそれに対抗する人間(パルチザン)の戦いを描いた物語。
前作で、「機械化母星メーテル」を崩壊に導いた少年星野鉄郎。物語はその2年後。原作、TV版は10歳だった鉄郎は、映画版では母を殺されて5年、孤児としてスラム街に育った15歳という設定。「さよなら―」では17歳になった鉄郎は、抗機械帝国パルチザンの仲間となって闘っている。
パルチザン組織は、機械帝国に支配されていた全宇宙にある。地球で闘っていた鉄郎は再度999に乗り、旅を続ける中で異星のパルチザンと出逢う。パルチザンのテーマとして唄われるのが、「戦いの歌」という曲↓
中盤と、エンディングで唄われるこの曲は、映画の中でも象徴的に扱われています。↓9:58頃から
1981年映画公開時にBGMとしてフルオーケストラで作られた音楽ですが、印象深い曲が多くいまだに演奏されています。2007年にはフルオーケストラ構成で全編を、09年には吹奏楽アレンジをされて、そして今回はエレクトーンアレンジをしてのコンサートでした。
私は、09年の吹奏楽verの時からこの「戦いの歌」コーラスに参加させていただいており、主催者の方からのお声掛かりがあり今回2回目のお手伝いとなりました。
会場は13:30ですが、準備お手伝いとリハーサルの為、9:00には会場に。機材の設置や照明、音響はプロの方々が手際よくやっています。
11時過ぎから通しで最終リハーサル。立ち位置、出入りのタイミングや演出を打合せ。何しろ会場で動きのチェックをするのが本番1時間前しかないんだから緊張です。
私たちは、最後の「終曲〜戦いの歌」が始まる前に、パルチザンの格好に着替え小道具(銃やカップ)を隠し持って席に着きます。曲が始まる前に、寸劇が入ります。2人の俳優さんが、パルチザンとして客席から舞台に登場。そして客席から「戦いの歌」を独唱するテノール声楽家の志摩大喜さんが、唄いながら舞台に上がります。私たちはその後を同様に唄いながらこぶしを振りつつ客席からおもむろに立ちあがり舞台に。全員がそろったところで、「終局〜戦いの歌」がすべての楽器を使って演奏、私たちもそれに合わせて唄いました。
その後、アンコールで、パルチザンメンバーは、客席に散らばってお客様と一緒に「戦いの歌」を唄って幕という構成でした。
あっという間の2時間でした。
お客さんも楽しんでいただけたようですし、私も、東海林先生から直々にお花を頂いたり、CDにサインを頂いたり、凄くいい経験をさせて頂きました。主催者さんに感謝です。
途中、東海林先生のトークコーナーがあり、この「さよなら―」の音楽は、台本を貰ってから、賞味40日程度で書き上げたとの事。たかだか40日でこれだけの名曲を生み出す才能にも驚かされますが、40日で作ったアニメのBGM曲が、30年以上たっても演奏され続けるっていうのもよく考えれば凄いことです。
元々はこの曲のファンだった主催者さん。「いつか自分で演奏しコンサートしたい」という想いが結実した瞬間でした。
「念ずれば必ず通ず」を見事に体現された主催者様。おめでとうございます。そんなところに立ちあう事が出来て感動を共有させてもらって本当によかったです。
主催者様&ご一緒いただきました皆様、そして会場にいらして頂いた皆様。
ありがとうございました。