日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「残照」 を読む。

 今野敏 著・ハルキ文庫

 TVドラマ「ハンチョウ」シリーズ原作。もっともこの「残照」は湾岸署の話だからか、ドラマ化されてません。映像にしたらすごく迫力のあるものになるけど、カーチェイスを映像化するのは大変ってことか…。


 お話は、安積班の所属する湾岸署管轄のお台場で、暴走グループ"ブラックシャークス"リーダーの刺殺体が発見される。第1の容疑者として、事件現場から逃走した黒のスカイラインGT-Rの持ち主、風間が疑われる。風間はどのグループにも属さない一匹狼の走り屋。捜査本部に組み込まれた警視庁交通機動隊の速水は、これまで何度も風間のスカGを取り逃がしているが、捜査本部が風見犯行説に傾く中、「風間は後ろから刺すような人間ではない」と頑なに別犯人説を唱える。同様に事件現場から立ち去ったガンメタリックのフェアレディZという証言を元に同期の安積と共に、風見の無実を証明し、真犯人を追いつめていく。


 この中で白眉なのは、速水と風間のカーチェイスシーン。首都高〜東関東自動車道を抜け、筑波スカイラインまで、息をつかせぬ迫力でカーチェイスが描かれています。小説なのに、この迫力はすごい。

 静の安積に対して動の速水。年齢的にも自分とさほど変わりなく、感情移入しやすい作品。
 まだまだ積んでる安積班シリーズがいっぱいありますので、おいおいに読んでいきたいと思います。

 これはお勧めです。


 

残照 (ハルキ文庫)

残照 (ハルキ文庫)