日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「キャプテンハ―ロック」

2013年荒牧伸志監督(CG作品)

 上映中に観れなくてレンタル。
 オールCGで制作されて不安はあったものの映像的には結構良くできていた、と思う。声も小栗旬ハーロック、ミーメの蒼井優古田新太のヤッタラン、今回だけのキャラ、ヤマの三浦春馬みんな良かった。なのになんか"これじゃない"感をぬぐいきれないのは、ひとえに脚本とハーロックの性格変更にあると感じました。

 

 「宇宙海賊キャプテンハ―ロック」は、1977年に原作コミックスが発売された時に中身も知らずに買って以来のファン。78年のTVアニメ版も勿論観ていますが、結局追いかけていたのは「無限軌道SSX」の冒頭1、2話くらいまで。03年の新しいアニメ版は数話観たきりで13話全部は観てません。
 

 今回のCG版のハーロックは、濡れ衣ではなく本当に地球を破壊している。これはどのような理由があるにせよ納得がいきません。台場博士の言葉に寄れば、ハーロックほど地球を愛する者はいない。TVアニメ版ではその象徴としてトチローとエメラルダス(TV名はエメラーダ)の娘まゆが出てきた位。それなのに全てを無にする為に地球すら破壊しようとするのはどうしても許せません。地球を聖域としている元老院のメンバーもハーロックを殺す為にその軸線上にある地球を破壊しようとする。これもまた矛盾です。
 ヤッタラン副長がかっこよくなってるのもちょっと違うんだけど、でもまぁかっこいいヤッタランも副長らしく艦内をまとめてる感じがあり嫌ではありません。ケイ(有紀蛍)の造形はもろアングロサクソン系の美女ですが、これはちょっと違和感。ヌメリとしたユニフォームはレザーっぽくて良いけど。


 ストーリーありきで登場人物の性格をゆがめるのは本末転倒です。見た目は及第点だけどこのストーリーは頂けません。福井晴敏何を考えてる?