日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

土曜日の実験室!といって突き飛ばすw


 家に帰ったら、丁度「時をかける少女」83年の大林宣彦監督版がBSプレミアムでやっていました。

 原田知世ちゃんのデビュー作。大林監督の尾道三部作の2作目。大林監督が最もノっていた時だよなぁと思う。
 1983年の7月というと…昭和58年。高校を卒業して予備校に通ってた時だっけ。予備校の頃って、結構沢山映画観たんだけど、封切作品は殆ど観ていなかったりします。
 3月の「幻魔大戦」「宇宙戦艦ヤマト完結編」は観た。「クラッシャージョウ」はお金がなくて封切では見れませんでした。
 5月「ゴルゴ13」はなんでかしらいないけど観た。
 7月「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」これはSWファンとしては押さえないと。3部作ラストだったし。
 「ザブングルグラフィティ/ドキュメントダグラム」は、観たかったんですが、TVシリーズのダイジェストだったんでまぁ観なくてもいいかと。併映の「チョロQダグラム」は別に見たくもなかったしw
 「時をかける少女/探偵物語」は、その1週間後に公開でした。

 大宮の予備校に通い出して、池袋は眼と鼻の先で、そこまで行くと文芸坐をはじめたくさんの、今は無き名画座がありました。500円くらいで2本立て3本立て当たり前で、封切りの2本分の値段で2本以上見れるのは大変お得でした。


 なので、「時かけ」を見たのは恐らく翌年大学に入学してから文芸坐で観たのがはじめてだったように思います。
 大林監督の「ハウス」「転校生」が好きだったので、「時かけ」も勿論好き。ロードショウでこそ見てませんが、TVとかビデオを入れると恐らく10回以上は見てます。
 弓道を好きなるきっかけも「時かけ」で知世ちゃんが弓道やるシーンがかっこいいというミーハーな理由だったりしてw


 しかしいつ見ても思うんだけど、ラスト、大人になった知世ちゃんが深町くんと再会するシーンで、記憶を失くされてしまった知世ちゃんは深町君に声をかけられても全然気がつかないというシーン。ここで私だったら、記憶はないんだけど深町くんを見た瞬間一粒の涙が流れてだけど知世ちゃんはそれが何故だかわからない、っていう風にして欲しかったなって思うんですよ。
 あと、最後のカーテンコール。今見た場面々々で知世ちゃんがみんなと主題歌を唄う。これどうしても駄目で…(^_^;)。これがいいっていう人もいるんだけど、せっかくの余韻がぶち壊し。「蒲田行進曲」とかもそう。たまにこういう映画ありますが、虚構は虚構のままの印象で帰りたいんですよね。部隊じゃないのだからカーテンコールで現実に引き戻されると、ドラマを見て泣いた涙を返してくれ!と思ってしまう。


 決して演技は上手くない知世ちゃんと高柳くんですが、脇を固めるベテラン勢に支えられて映画として成立しているどころか、名作としていまだに愛される作品になっているのは素晴らしい。

 30年以上前の作品ですが、今だに細部を憶えていて、深町君、吉山さんと一緒にやっぱり叫んでしまった「土曜日の実験室!」
 これからあと何回位観るんだろうなぁ。観る度にやっぱり「愛のためいき」を一緒に唄い、「土曜日の実験室!」叫んじゃうんだろーなぁ。


 

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