五十嵐貴久さん作品は外れがありません。しかも色々な傾向の作品があって、なおかつ文章も読みやすい。お勧めな作家さんのうちの一人です。
前作(「交渉人」)から2年後、遠野麻衣子警部はネゴシエイターの任を解かれて警視庁広報課に在籍している。ある日銀座の交番で爆破事件が起きる。犯人の要求は地下鉄テロ事件を起こした宗教団体教祖の釈放。その交渉人に犯人から指名されたのは遠野警部だった。
前作を読んだのがずいぶん前で、すっかりキャラクターもストーリーも忘れてました(^_^;)。こういう続編もの(厳密いえばこれはスピンオフ)は、続けて読まないと面白さ半減です。
とはいえ、五十嵐作品のクライマックスに向かう時の疾走感は相変わらず愉しくて、後半100ページは一気読みでした。
次作「交渉人・籠城」、はまだ文庫化されてないのか…。
- 作者: 五十嵐貴久
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 文庫
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