今期TBSでドラマ化されています。天童荒太はそれほど多作ではないので、読んでないのは1、2作位。「家族狩り」と同じ家族をテーマにした「永遠の仔」を読んで、「家族狩り」が文庫化された時に読もうと思って買ってあったんですが、重いテーマを気持ちが落ち込んでいる時には読めず、かといって明るい気分の時に読むのももったいなくて、ずーっと本棚のこやしになってました。
で、今回TVドラマ化され、明日4話目が放送されるわけですが、10年の沈黙を破りこの対策に挑む決心が付きました。
この作品は全部で5巻。
第1部 幻世の祈り
第2部 遭難者の夢
第3部 贈られた手
第4部 巡礼者たち
第5部 まだ遠い光
となってます。元々1995年に「家族狩り」として発表された作品を、9年経った2004年に初めて文庫化するにあたり基本的なストーリーは変えず、全面改稿し更に900枚追加、全5部作に編集したそう。10年近く経過して、テーマを時代に合わせていったとあとがきに有りました。
高校教師の巣藤浚作(すどうしゅんさく)
刑事の馬見原光毅(まみはらこうき)
児童福祉センター職員の氷崎 游子(ひざき ゆうこ)
この3人を主人公に、家族のあり方、家族について考えさせられる事件が、自分の家族問題と共に次々と起きていく。
「永遠の仔」もそうだったけど、色々な事を考えさせられることになりそうな気配濃厚です。
さ、第2部続けて読もっと。
- 作者: 天童荒太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/01/28
- メディア: 文庫
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