日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「セブン3(セブンきゅーぶ)」2、3巻(完結)


 気がついたら、3巻まで出ていて完結していました。最近コミック買うと何巻まで出るか、いつまでもだらだら続いたりする危険性があるのでちょっと構えてしまいますが、小気味よく3巻で完結してくれてよかった。
 もっとも、このお話のサブタイトルは、「ウルトラセブン」のサブタイトルをそのまま使っているので長くても48話、欠番入れても49話にしかならない。その後の平成ウルトラセブンも含めればもう少し続きますけど。


 「セブンきゅーぶ」は、かつて円谷プロのあった小田急線祖師谷大蔵にある「私立TDF学園」が舞台。ウルトラセブン好きの女子高生が、ウルトラセブンを究める為に「セブン究部」を作ることから物語が始まります。2巻は突然姿を消した転校生・△□○ 㐂(みすまるナナナ)を追って、㐂の実家のある神戸に行く話。3巻は、学園祭の出し物として、かつて私立TDF学園にあったといわれる幻の特技部の創作したウルトラセブンの台本「波止場にて」を創るお話。

 「波止場にて」は、本編の「ウルトラ警備隊西へ」の行間を埋める作品で、地球侵略の為に地球に潜入していたペダン星人ドロシー・アンダーソン(の偽物)とワシントン基地から派遣された秘密諜報員マービン・ウェッブの物語。ウルトラセブンが一番波に乗っていた14、15話、敵ロボットのキングジョーとの神戸港での闘い、お話もスパイものを彷彿とさせる展開で傑作ですが、ドラマ本編の外でどのような物語があったのか想像をさせるようなお話っていまなかなかない。
 「波止場にて」は円谷プロ公式の未発表作品ではありませんが、機会があったら観ていみたいです。


 セブン好きな人を狙ったニッチな作品ですが、セブン好きにはたまらない内容でした。