日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「四季〜ユートピアノ」


 1980年NHK・佐々木昭一郎演出

 先週NHKアーカイブスで佐々木昭一郎特集をやっていたものを観ました。
 初放映時まだ15歳でしたが、かなり衝撃を受けたのを今でも覚えています。


 「四季〜ユートピアノ」は、ピアノ調律師・志木栄子(A子)の最初の物語。父母と兄との4人家族。いつも何かの"音"を意識しながら生きてきた栄子は、高校を卒業してピアノ工房に入る。そこでピアノ制作を学ぶけど、小さな工房は倒産、調律師募集の看板を見て調律師になろうとするが、女性は募集していないという。そこでフリーの調律師に師事するようになる。
 色々なところのピアノを調律していく栄子。音と人との出逢いと別れが、フィクションなのかノンフィクションなのか判らない不思議な雰囲気の物語です。

 
 その後栄子は「川3部作」として、海外ロケで物語が続いていきます。
 「川の流れはバイオリンの音 〜イタリア・ポー川〜」(1981年)
 「アンダルシアの虹 川(リバー) スペイン編」(1983年)
 「春・音の光 川(リバー) スロバキア編」(1984年)


 調律道具をバイオリンケースに入れて旅をするA子。世界中の沢山の人の優しさに触れていく姿に憧れました。音楽の才能がなくて諦めましたが…。
 

 フィルム撮影の後、テレシネして編集をしたものだそうです。今回の再放送にあたりデジタルリマスター化しています。出来れば「四季〜ユートピアノ」+「川3部作」でblu-ray化してくれないかなぁ。

 そう今回「四季〜ユートピアノ」と「川の流れはバイオリンの音」を続けて観ましたが、ユートピアノでは、兄しかいなかったのに、「川の流れはー」の冒頭で妹にあてて手紙を書いている。という事は、ユートピアノのA子とは別人なのかな?