日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

お客さんにいわれて哀しくなったこと。


 何を書こうか色々考えたんですが、どうしても頭から離れないので書いちゃいます。
 具体的には触れません(触れられません)が、「お前のとこの商品なんて小さくて安いんだから、標準外の商品でも図面起しと見積りぐらいすぐできんだろ!」と電話口で怒鳴られた。
そりゃまあ何千万もするものと比べれば、小さいといわれりゃその通りなんだけど、完成品の大小や金額じゃないと思うんですよね。たくさんの小さなパーツを組上げて作っている商品だからこそ繊細さや正確さが求められると何故思えないのか。一流の会社の社員さんとは思えない浅薄な知識、暴言。受けた以上はちゃんとしたもんを作らないとメーカーとしての責任は果たせない。標準品でさえ沢山の検査を経て市場に出ているのに、特殊要素満載のものをカンタンに出せるわけはない。
 急いでいるのは分かる。しかし怒鳴ったり脅したり蔑んだりして相手は気持ちよく仕事をすると思うんだろうか。仕事だからちゃんとやりますし、出来る限り希望に合わせようと関係各所に頭を下げてお願いはしますが、今後そういうことをした人の協力は一切しません。もう一度幼稚園生になって「北風と太陽」を読み直したらよいと思う。


 仕事って一人では出来ない。周りの沢山の人の助力を得ながら、やっと一人前の仕事ができる。だから周りの人への協力は惜しみなくして、もし自分が困った時には助けてもらえるような自分を常に創っていく。それこそが仕事の本質で、もっとマクロな視点でいえば人生の本質じゃないかと思うんです。


 一般に優秀と言われている人の中で、自分こそ一番、自分が回りを引っ張っていっていると豪語する人がいますが、そんなのは嘘っぱちです。沢山の人に支えられていることに気がついて自分の力を周りの為に当たり前のように使える人こそ最後に笑って死ねるじゃないかと思います。