川崎市役所の近くの川崎市営富士見弓道場で、講習会があり9:30から16:30までほぼ終日参加してきました。指導者は教士の先生3名。
自分の売っている練習場には道場付の教士方がおらず月一で出張頂いて教えを乞うていますから、こういう機会は大切です。
ただ矢を番え、引き離す。それだけのことなのになかなか難しく、矢は的に中ってくれない。また最近は、射場への入退場も昇段審査の時は重要視されているといいます。
日頃の練習では、どうしても矢を射る射技を中心に練習してしまいがち。勿論あたってなんぼの弓道ですから、射技は勿論大切ですが、足の運び、立ち方、座り方、歩き方、回り方、礼の仕方、一挙手一投足が弓を志す者としてしっかりしていることが前提。そういう事を先達に直接指導頂けるというのは有難いことです。
というわけで、審査形式(射技の順番は審査形式と競技形式の2つあります)で3回半、全体また個人的に指摘をいただきました。
自分でも常に課題を抱えていて、思っていることを指摘される場合と、思いもよらない事、どうしても上手くいかないことをちょこっと直されるだけでずいぶん良くなるのを感じます。
この歳になると、怒られたり指摘されたりすることは少なく、いわれたことを素直に聞くなんていうのもなかなか出来なくなってくるのが常ですが、弓道をやっているとそういう指摘に対する"謙虚な姿勢"というのも自然と身についてきます。これも弓の効用といったところかと思います。武道は年齢よりも段位、称号が全てですから、年下であろうと段位が上の人には素直に教えを乞う。
今回の講師陣は、年齢も段位も上ですけど、そういう目に見えない品格というのもやはり修養していかないといけない大切な要素だと思ったりします。
来週は神奈川県大会。
決勝進出なるか…いやいや(^_^;)。