日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「ホームカミング」と「赤々煉恋」


 「グローイングアップ映画祭 鶴川ショートムービーコンテスト 2015」の プレイベント 第1回月イチ映画上映会に参加してきました。
 小中監督が審査委員長を務めるということをfacebookでアップしており、「赤々煉恋」と飯島敏宏監督の「ホームカミング」が上映されると聞き、これは行かねば!と仕事の帰りにチケットを求めに町田市民センターにいったら既にソールドアウト。2週間前に300席が埋まるとは驚き。そこで、faceでも繋がっていた小中さんにメッセージしたら小中さん分のチケットをとり置きしてくれるという配慮を頂き、無事お伺いすることができました。


 まずは飯島監督の「ホームカミング」の上映。
ホームカミング【初回限定版】 [DVD]
 2011年3月12日公開。そう前日は東日本大震災。大々的に舞台挨拶とかを予定してたのが軒並み中止になり波乱の船出だったそう。
 飯島監督はTBS出身の演出家でウルトラシリーズや「金曜日の妻たちへ」を手掛けた方。今回の映画は、主演こそ高田純次(初めての主演!)ですが脇を固めるのは、高橋惠子、秋野太作黒部進森次晃嗣堀内正美木野花桜井浩子高橋ひとみ林隆三竜雷太などなど、飯島監督の呼びかけではせ参じた金妻やウルトラシリーズに出演した往年の名優たち。更に庵野秀明まで出てくる。特撮好きの大きなお友達必見ですw

 お話は、こんな感じ。
「61歳で定年退職を迎えた鴇田和昭(高田純次)は、購入したマイホームで妻の摩智(高橋惠子)と2人で残りの人生を過ごす事になった。彼らが暮らすことになったのは、都心から40キロ離れたところにある、かつては理想の町と謳われ、有名ドラマの舞台にもなったニュータウン「虹の丘タウン」。しかし、現在は少子高齢化の波に押され、かつての賑いがウソのような、住民の平均年齢68歳という“老人街”と化していた。鴇田は町に昔の活気を取り戻すべく、同世代の仲間と共に町おこしのお祭りを開催しようと奔走するが、ある日、誘拐事件が発生し…。」(wikiより)


 虹ヶ丘ニュータウンは、町田の成瀬台団地で撮影、モデルになっています。70〜80年代に宅地開発された団地って全国どこでも高齢化しています。ニュータウンには由緒正しい神社もお祭りもなく子どもたちの世代には思い入れもない。うちの近くのいくつかの団地も高齢化して、特に集合住宅などは老朽化が進み子どもたちも別に居を構える事が多い。「ホームカミング」は紆余曲折ありつつも、自治会でお祭りを企画して大成功するというハッピーエンドになっていますが、そう簡単にこの問題は解決しないんじゃないかと思いました。夢を与える映画で現実的に終わっても仕方がないので勿論これはこれで全然ありですけど…。
 上映後の飯島監督のトークで、「この団地は『金曜日の妻たちへ』と地続きの話です」と。「金妻」の80年代に30代の夫婦も30年後の今、定年退職しています。一世を風靡した新興住宅街も今や高齢化が進んでいる。単に笑って観ていられるお話ではないよなぁと思いました。


 次に上映されたのが小中和哉監督の「赤々煉恋」。
赤々煉恋 [Blu-ray]
 2013年の公開時に観ています(その時のblog→http://d.hatena.ne.jp/hee/20131222)。blu-rayも持っているので、観るのは4、5回目位?
 自殺をしてしまった女子高生が幽体となって街を彷徨する中で、命の大切さを改めて理解していく話なのですが、観れば見るほど深いテーマで毎回考えさせられます。1988年の小中さんの映画「四月怪談」でも、同じように女子高生が幽体となって彷徨いますが、最後に本人が生き返る「四月怪談」に対して「赤々煉恋」は、そうはならない。大きな違いは「四月怪談」が主人公の女の子の物語なのに対して、「赤々煉恋」は、さほど描かれてはいないけど周りの人が死を乗り越えていく物語だということ。死後の世界から現世を観るという形は一緒で、アプローチも似ていますが、死んだらおしまいで、生き返るのはファンタジー。四半世紀を経て、より現実なお話になったということでしょうか。。

観た感じ一見明るい「ホームカミング」が実は解決の難しい問題を軽くフィクションでまとめています。しかし明日への希望という意味では、第一印象が暗い「赤々煉恋」の方が、自殺者を家族や友人に持った悲しみから一歩を踏み出して、逆に明るい未来を示唆しているような気がしました。


 上映会終了後、楽屋までお伺いして小中監督にご挨拶。「赤々煉恋」のblu-rayと1988年に買った「四月怪談」のフィルムストーリーブックに買ってから実に27年の時を越えてサインを頂き至福。まさか、これ買った時に直接サインを頂ける仲になれるとは思いませんでしたねぇ。





 あ、「鶴川ショートムービーコンテスト」は11月に開催。作品募集期間は、7/1(水)〜9/30(水)の予定とのこと。腕に自信のある方は奮って応募して欲しいです。私はクリエイティブな才能皆無なんで観る専門w 上映会もこれから何回かやるそうですので駈けつけたいと思います。私的には久しぶりにスクリーンで観たいので「星空のむこうの国」やってくれると嬉しいですww

赤々煉恋 [Blu-ray]

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星空のむこうの国/夢を追いかけて [DVD]

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