去年の4月から7章にわけて劇場版を公開している実写版パトレイバーの総決算。今日から公開でした。折しもファーストデイ割引の日。会社帰りに観れるかなと思ってイオンシネマに寄ったら空席があり観ることに。
パトレイバーは、88年のOVA、劇場版1,2は観てる。TV版、新OVAは殆ど観てない。漫画も途中まで。ライトなファンって感じ。
「THE NEXT GENERATIONー」は、旧作の続編という形で作劇されています。特に最終章の「―首都決戦」は、劇場版2の続編。続編というか焼き直しというか。。まるで、"デジャヴ"をみているような台詞回し。
本日公開なのでネタばれは避けますが、劇場版2を観て「これパトレイバーである必要全然ない」とか「実写でやったら面白いかも」と思った25年前の妄想が現実になった感じ。冒頭、旧特車2課第1小隊の南雲隊長が出てくる。殆どシルエットで顔は見えない。声は勿論榊原良子。リアル南雲隊長なかなか良かった。
しかし押井守の実写ものは「赤い眼鏡」しかり「ケルベロス―地獄の番犬」しかり、冒頭10分は超ワクワクなのですがどうも中盤から後半乗り切れない。。アニメだとそこそこいいのに何故なんだろう。首都警ものも、押井監督のものよりも沖浦啓之監督の「人狼 JIN-ROH」の方が面白かった。
もっとも「―首都決戦」は、中弛みもほとんどなく、クライマックスの戦闘シーンに繋がる。押井監督実写の中でもちゃんとエンターテイメントしてます。
川井憲次の音楽は相変わらずいい。
あのパトレイバー、特に劇場版2の実写版が観てみたいという人にはお勧め。一般の観客を巻き込むのは難しいか?
(予告編)