AMいつもの弓の稽古。10射8中。近年まれにみる的中率です。
何度も書いていますが、ホント和弓って中らない。未経験者は28m飛ばす事も難しいです。その上安土にある36cmの的に中てるというのは、実は結構大変だったりします。youtubeとかで学生弓道決勝戦の動画が上がっていて、パンパン当たってますけど、あくまでも決勝レベルの話で、それ以下のチームは半分中れば予選通過できる位。酷い時は、20本(5人×2本)射ても1本も中らないことも。
試合では中りが重視されますけど、昇段審査ともなると中ればよいというものではなく、2本射て2本とも中っても昇段しないことも。射に至るまでの動作(体配といいます)がしっかりと教えの通り出来ていないと、”中て弓”といって「未熟」という判断がされます。ここら辺がアーチェリーと違う純和風な考え。
良し悪しはありますが、確かに正射必中(正しい射は必ず中る)というのは、あります。もっとも正しくない射でも中ってしまう、これが迷いの原因でもあるのですが。
今日もそうですが、最近すこぶる中りがよくなってきました。射た本数の半分が中る事、的中率50%の事を、羽分け(はわけ)と言いますが、ここ数回は大体羽分けを越える的中率が出ています。外から見て、中て弓になってなければよいのですが…。
中らない和弓で中るようになると、更に面白くなってきます。勿論それだけではいけないのは充分判っていますので、更に細かいところをチェックし的中率を下げないようにしながら、射場と一体となるような、大きな射が出来るよう心掛けていきたいものです。