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「たかが保存食されど保存食: ~缶詰・レトルトに人生を賭けて~」

たかが保存食されど保存食: ?缶詰・レトルトに人生を賭けて?
田代賢著・kindle

 2013年11月〜2014年9月江古田駅前にあった「インスタントプラス」というレトルト食品と缶詰を食べさせる店のオーナーの脱サラから開店後までの自伝。
 facebookで、昔の友達を検索してたらヒットしたのですが、時すでに遅し、開店から1年で閉店してました。本の内容は、2014年春頃までの話。この後9月までどんなことがあったんだろう。そして今何やってんの?田代。

 大学卒業後、大手百貨店に勤めたのは風の噂で知ってました。東日本大震災の時は渋谷の食品売り場の責任者だったらしい。震災をきっかけに保存食を供する店を作ることに目覚めて早期退職支援制度を受けて独立開業したけど、世間の風は相当きつかったよう。

 一国一城の主になるというのは、男と生まれたからには一度は夢を見るもんです。もっとも私はほんの一瞬だけで、基本的には”寄らば大樹の陰”、どちらかというと"セカンドマン"を自認しているので、独立開業なんて夢はとうに捨てました。そういう意味では、結果はともかく田代、尊敬します。

 成功と失敗は紙一重といいます。目の付け所は悪くない。できれば新宿・渋谷・池袋の繁華街の路面店でもう少しおしゃれにやったら受けたかも。もっとも、テナント料が高いから損益分岐点が高くなってしまうけど。あとは新聞、雑誌、マスコミをうまく巻き込んでムーブメントを作っちゃう。そっち方面の友達いなかったのかな。feceとホームページ、チラシ配りでの集客じゃたかが知れてる。せめて飲み物は缶だけでなく生ビールは欲しい。


 しかし本の後半でも、回転資金の融資を受けていたり、当初の資金はすぐにショートしたっぽい。1年持たなかったのはやっぱり夢が現実に負けたと言わざるを得ません。高校大学は殆どあったことなかったけど、小、中の頃はスポーツマンで頭もよくてかっこよかった。

 捲土重来。頑張ってね。あ、その前にちゃんと続編かいてね。
 kindleだから、100円くらい印税入るかな。

たかが保存食されど保存食: ?缶詰・レトルトに人生を賭けて?

たかが保存食されど保存食: ?缶詰・レトルトに人生を賭けて?