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「七人の侍」4Kレストア版


 黒澤明監督の「七人の侍」と「生きる」の4K修復(レストア)版の上映は、今年の「午前十時の映画祭」の目玉といっても過言ではないと思います。
 本日待ちに待った公開日。2日前深夜0時の時報とともにネット予約が解禁になったTOHOシネマ新宿で、寝る前になにげに見たら、続々と予約が入っている!「こうしちゃいられない」とすぐに予約して無事席確保。朝起きてサイトにアクセスしたら、最前列3席を残してSOLDOUT、とみてる間にその3席もなくなり、なんと5時間ちょっとで初日の席は完売、翌日日曜日も帰ってから見たら完売してました。


 「七人の侍」名前くらいは聞いたことあると思います。黒澤明監督、昭和29年の作品です。日本映画史上最高傑作の呼び声高い名作です。
 もっともすでに公開から62年、ビデオ、DVD、blu-rayとソフト化はされていますが、いかんせん画面が暗く音声が聞き取りにくい。そこで今回の4Kレストア版すごく期待していました。
 冒頭のタイトルからしてもう全然違います。これは期待できそう。その後野武士が仲間同士村を襲う計画を語るシーン。これまたセルフが聞き取りやすくなっている。
 古い映画独特の画面の揺れや明るくなったり暗くなったりすることもなく、もちろん観てはいませんが初公開時もかくやと思わせる内容でした。この内容であれば、古いモノクロ映画が苦手な人でも違和感なく観られると思います。


 「ステーキの上にウナギのかば焼きを乗せ、 カレーをぶち込んだような、 もう勘弁、腹いっぱいという映画を作ろうと思い 製作したのが“七人の侍”」と黒澤明本人が言っています。監督が言ってるような食べ物が美味いとは思えないけどすくなくとも映画で描かれるような様々なこと、群像劇、ヒーロー、恋愛物、社会もの、犯罪もの、パニックもの…ありとあらゆる物が詰め込まれているけど、これが至高のドラマになっているというのもも見事というしかない。

 いくつも好きなシーンがあるんだけど、一つだけ。
 最後、土砂降りの合戦シーンで勘兵衛が弓を射るシーン

 2射するのですが見事に敵を射抜きます。

 合戦のシーンもすごくきれいで細かいところまでよく分かるようになってました。
 もう1回みたいなぁ。


上映後、みんなで拍手も久しぶり。

 「午前十時の映画祭・七人の侍」は今日から2週間の特別上映。お見逃しなきよう。