日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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結婚について。


 今、結婚しない人が多い。出逢いがなくて結婚できない人もいるけど、出会いがあっても、お付き合いをしている人がいても、いざ結婚となると躊躇してしまう。なんでこんな世の中になっちゃったんだろう。
 かつては、好きとか嫌いとか、そんなの関係なしに、適齢期になると、どこからかか結婚斡旋のおばさんが湧いてきて縁組みさせられてました。戦前までは、結婚は本人同士ではなく、家と家の縁組みという要素が強かった。
 もちろん、好きなもの同士が結婚できるというのは、かつてのそういう時代と比べたら、よい時代なんだと思います。ところが、そうなったことで結婚よりも個人でいることの方を選ぶ人が多くなった。これは決して良いことではないと思うんです。


 子供を育てるのって、確かにお金がかかる事です。精神的にも別の人格と一緒に暮らすのだけでも大変なのに、意思の疎通ができない子供、庇護しなければ生きていけない生物を守りながら生きていくのって、考えれば考えるほど大変な事。
 みんな頭がよくなって、そういうことを考えて、個人の人生と比較をした結果が、今の晩婚化ではないかと思うのです。
 既婚者が結婚のメリットを明確に答えられないのも、独身者が結婚が進まない理由です。漠然と「結婚っていいよ」っていうことすら既婚者はいわず、口をついてでるのは結婚のデメリットばかり。これでは、結婚したいって思う人が少なくなるのも当たり前です。

 
 「赤とんぼ」で、♪15で姉やは嫁に行き〜 と歌われるように、昔はそんな年齢でも結婚していました。私たちの頃はクリスマスケーキとか言って25を過ぎると売れ残り扱いという時代でした。それが今や30を過ぎて初婚なんて当たり前。子どもを産むことを考えると、できる限り早い方が母体や胎児への影響も少ないのは生物学的に明らか。こんなことを言うと「女性は子供を産む機械」ということを助長しているようですが、現実問題として子どもを産むことができるのは女性しかありませんし、若い方が母体への影響が少ないのは事実です。


 カミさんは「世界中の女性が団結して、50年間出産を拒めば人類は滅ぶ」といいます。50年だと微妙ですけど、70年だったら間違いなく人類は次の世代を生み出す事ができなくなります。後世の事なんか知ったこっちゃないといえばそれまでですけど、子供が生まれない、減るというのは、個人的な問題ではなくて、社会的な問題、ひいては自分の生活の問題になる。「だれかが結婚すればいいや」とか「好きな人が子どもを作ればいいじゃん」とかいう問題じゃないのです。


 経済的な事を考えれば、また、やりたいことを考えるれば、晩婚になり、子供を作るのを諦めたりするのもわかります。でも、稼いだ金を自分の為に使いたいから、結婚しない、子供を産まない、育てない、というのは近視眼的な考えじゃないかと思うんです。


 結婚って、そういう個人的遊興と天秤にかけるものではないんじゃないかと思います。経済的な理由も、今は共働きが主だったりするので、それならある程度は解決できる話。
 

 と、こんなことを描くと「義務で結婚をするなんてまっぴら」と考える人が多いと思います。
 でも、結婚とか子供って、それほど負荷の掛かるもんでもなく、お金も子ども一人育てるのに何千万かかるとか言いますけど、まとまって出ていくものではないので、何とかなっちゃうもんです。
 赤ちゃんの頃は手がかかるけどやっぱりかわいい。ペットと違って、言葉を覚え、完全にコミュニケーションが取れます。自我が出てくると反抗したりするけど。
 

 自分と違う他人がいることは、間違いなく自分を成長させます。
 機会があれば、一歩踏み出して、結婚してみるのはいいことだと思うんだけどなぁ。