日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「幻魔大戦 4 救世主への道」

幻魔大戦 4 救世主への道 (角川文庫)
 平井和正著・kindle
 前巻で、ニューヨークから帰国した丈は、また高校生活に戻る。ニューヨーク戦以前の丈と4巻以降の丈は全く別人のよう。そういう意味では、丈を告発する江田四朗の気持ちはよくわかる。
 ニューヨークに行く前、四朗に幻魔大戦を語り、超能力を誇示した。これは事実であるにもかかわらず、四朗には、単なる超能力の誇示と思われてしまう。確かに、4巻以降の聖人君子になった丈は認めるけど、それ以前のこれまでの丈の行状を知っていると、手のひら返したように聖人になるのはどうよ、と思ってしまいます。
 
 文芸部分科会として発足した魔大戦究会(対外的には超常究会)通称"GENKEN"の内紛がこれから延々と16巻続きます。超能力アクションは皆無、しかも途中で東丈は失踪。
 それなのに次のページ、巻を読まずにいられない不思議な魅力。更にその他次元の幻魔大戦も気になってくるというほんとすごい作品です。


 kindle全20巻合本版を読んでいるので、すぐ次巻に進めるのが便利。昔は読み終わりそうだと思ったら、必ず次巻も持っていないといけなかったし、最初の時は続刊中だったので次が出るのが待ち遠しく、その間に他の幻魔小説を読んだりしたもんです。
 そういえば、映画化が決まって読み始めたので、4巻までは表紙画が大友克洋版を持っています。中のイラストは生頼さんのままなので、ギャップありましたねぇ。でこっぱちの東丈。

さ、引き続き「5巻・巡り逢い」行きます。