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「黒部の太陽」

フジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画 黒部の太陽 DVD-BOX
黒部の太陽」は、関西電力黒部第4ダム建設で建設資材を運ぶ大町トンネルの掘削を描いた物語。一番有名なのは、1968年の三船敏郎石原裕次郎W主演の映画版ですが、それ以外に1968年にTVシリーズが、2009年に香取慎吾君主演で前後編のTVスペシャルがつくられています。


 映画版は2013年にソフト化されるまで殆ど上映されることなく幻の名作と呼ばれていましたので、09年のスペシャル版は久しぶりの映像化でした。
 放送時に所用があってみることができず今回やっと観ました。もう8年も前になるんだ…。


 映画版との大きな違いは石原裕次郎の演じた岩岡(熊谷組岩岡班)のキャラクターを熊谷組大町作業所工事課長、木塚(ユースケ・サンタマリア)と熊谷組・倉松班、香取慎吾(倉松)の2人に分けたこと。京都大学を出て土木設計をやっている石原裕次郎の実家がトンネル屋というのは、石原裕次郎のスーパーマンぶりが際立ちますので、このキャラクター分けはありでしょう。結果、滝川(小林薫、映画版では北川(三船敏郎))の長女と結婚するのはエリートのユースケサンタマリアになりました。

 TVドラマと映画の演出の違いはありますが、4時間以上もあったのだから、映画版で描写されていたその他工区についても入れるとより深みが増したと思います。TV版のみのキャラクターで深キョンが途中で死んでしまう若い職人の恋人で出ていました。よくとらえれば時代を映すのには効果的だったかもしれませんが、特に回想シーンがあるわけでもなかったので扱いが軽かったのが残念。


 「黒部の太陽」。トンネルを掘りぬいて見上げる黒部(側)の太陽という意味だったんですね。そのシーンがあって初めて理解しました。石原裕次郎が出てるから"太陽"なのかと思ってましたw

 前後編2枚組のDVDなので観ようと思うのに気合がいりますが、見始まったらやっぱり止まりませんでした。