日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

死に目に会う。

 亡くなる瞬間を看取ることです。がん闘病中だった小林真央さんが34歳の若さで、昨夜自宅で家族に看取られながら亡くなった。若いなぁ。癌の進行早かったけど、がん発見から約1年、すごく頑張った。
 しかも亡くなる間際「愛している」といったと、夫の海老蔵さんから報告。なんか絵にかいたような臨終です。

 3年半前に父を亡くし、2か月前母を失くしましたが、両方とも死に目には会ませんでした。
 父親は病院で夜中危篤になり、車を走らせましたが既に亡くなっていました。母親はいわゆる"ヒートショック"で、浴槽の中で亡くなっており姉が発見した時はすでに手遅れでした。
 昔は「夜中に爪を切ると親の死に目に会えない」とか言われて、よく親から注意をされました。親の死に目に会えないのは、最大に親不孝だと言われます。そういう意味では生前も含めて最後まで親不孝な私でした。反省。

 父親の時は病院でしたから、同居もしくは近隣に住んでいれば間に合ったかもしれません。しかし姉貴から電話を受けてから2時間程度で向かいましたがやっぱり亡くなった後。母親に一番最初に連絡があったようですが、熟睡していて気が付かなかったらしい。母親は私が実家についてから一緒につれていったんだったか。3年半前の事なのによく覚えてないや。

 そういえば、2人の子供の産声というのも聞いてない。上の子の時は夜中まで病院の廊下で待っていたけど出産まではまだかかりそう」といわれカミさんの自宅で待機していたら生まれたと連絡。時すでに遅し。娘の時は、産気づいたと連絡があって、仕事を終えて向かってる最中に出産。病院の廊下で「おぎゃあ」って第一声を聞くの楽しみにしてたんだけどなぁ。


 生まれる瞬間、死ぬ瞬間に立ち会えるのって、実は結構大変なのかもしれないというのが実感です。なので今回の真央さんは本当にすごいと思う。危篤の第1報が海老蔵さんに伝えられた時稽古の最中で、連絡に気が付いたのが1時間半後だったと。それから準備をして帰宅ですから、2時間以上経っていて、その時には家族がみんな枕元の揃って最後に「愛している」といって旅立つ。なんとも理想的な最期です。

 がん発覚以降も精力的にブログを更新して病状だけでなく、周りの人への感謝を発信し続けた。キャスター、タレントとして人に見られる事を生業としていた真央さんの矜持を感じざるを得ません。

身近な人や好きだったタレントさんの死はやはり哀しいものですが、哀しむだけではなく、その死から自分が何を学び生きていくか。それが亡くなっていった人への一番の手向けだと思います。

34歳か…早いよな。合掌。