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エロ本時代の終焉


ミニストップ、成人誌販売中止=業界初、来年1月から
 コンビニエンスストアミニストップの藤本明裕社長は21日、千葉市役所で記者会見し、2018年1月1日から国内全2245店舗で成人誌の販売を中止すると発表した。業界初の試みという。千葉市は青少年の健全育成などを目的に成人誌の表紙が見えないようにカバーをしてもらう陳列対策を主要コンビニ4社に働き掛けてきた。これに応じる形で、取り扱い自体の中止を決断した。■千葉市内の店舗では全国に先駆けて12月から販売を中止する。藤本社長は「女性により利便性の高いコンビニへの変化を進めており、その取り組みの一環として、成人誌の取り扱い中止を判断した」と説明した。千葉市熊谷俊人市長はミニストップの対応を「英断」と歓迎した。■藤本社長は「成人誌があることで、子連れで入店することをちゅうちょする方もいる」と指摘した。販売中止で多少の影響が見込まれるが、女性向け商品やサービスの拡充で補う考えだ。(2017/11/21-16:37)

 男ですから、昔は買ってましたが、もう10年以上買ってない。ましてコンビニではほとんど買ったことありません。最近はコーナーすら見ませんし買おうとも思いません。
 裸が見たいというのもありましたが、エロ本って虚実入り乱れた記事が結構面白かったんです。でも最近はDVDが付いて、記事は殆どなく、DVDが付録か本体かわからないようになってました。エロ本おエロ以外の記事が妙にサブカル心をくすぐったり。
 本橋信宏さんの「エロ本黄金時代」はまさに自分のエロ時代と重なるもので、私が触れていた頃のエロ本がどのように作られていたかをビビットに描いたノンフィクションでした。エロ(裸)さえ載っていればあとは何を書いても良い雑誌だったとか。本当に昔のエロ本は紙の質も悪ければ、被写体の質も悪かった。どうみても女学生に見えない叔母さんパーマをあてた女性がセーラー服を着てる。それでも不思議と興奮したものですwでもそんな写真を何度も見ることはなくもっぱら中の愚にもつかない様な記事をじっくり読んでました。 

エロ本黄金時代

エロ本黄金時代

 ほとんど文字のない雑誌には魅力がありません。動画がみたければネット上にいっぱい転がっています。レンタルすらしないしましてセル版を買うなんてことも相当入れ込まなければない。読者が動かない雑誌の写真から想像力で女体を動かしていた時代から、動くものが手に入る時代になったのは良いことなのかもしれませんが、一方で自由に発信できる媒体を一つ失ったことは間違いありません。

 これもまた時代の趨勢ですが、エロ本という媒体がなくなると文章力を失くしたライター、構成力を失くした編集者はこれからどんどん増えてくるに違いありません。