本日は石ノ森章太郎、松本零士の誕生日です。1938年〈昭和13年〉1月25日 。満80歳、傘寿にあたります。石ノ森章太郎先生は没後20年の節目との事。60歳で亡くなったのか…。
一方で松本零士先生はいまだ現役。もっとも最近は自分では描かず原作提供して若い人に続編を描かせているよう。たまにイラストは描いているようです。80歳でイラストでも描けてしまうのはすごいです。
一番好きな漫画家は?と問われた時にやっぱり最初に挙げるのはこの2人です。もっとも多感な時期にそれこそ浴びるように読んでいた2人の作品は、いまだに折に触れて読み返しています。
松本零士は、「宇宙戦艦ヤマト」に始まり、「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」「エメラルダス」ときて「銀河鉄道999」で最高潮に。その間以前の作品「男おいどん」「大四畳半大物語」の四畳半もの。四畳半もの+SFテイストの「ワダチ」「大純情くん」。初期の傑作「セクサロイド」「ガンフロンティア」「インセクト」「パニックワールド」とかの短編もキレが良くて面白かった。上げればきりがありません。
一方の石ノ森章太郎は「サイボーグ009」がそもそも私のアニメ、漫画体験の原初期。そして「仮面ライダー」「人造人間キカイダー」「イナズマン」は、TV特撮が最初の体験ですが、おっかけで漫画を読んであまりにも深い内容でびっくりしたものです。「リュウの道」「ファンタジーワールド・ジュン」そして「幻魔大戦」。「幻魔大戦」は平井和正の小説版の方が先で、異なる展開で違和感はありましたが、これはこれでちゃんと完結(地球滅亡)していて良し。
もちろん、他の漫画家さんの作品も多く読んでいましたがこの2人は別格で、ある時期、"作家読み"をしていました。
同じ生年月日で、片や東北、片や九州の地で才能が開花している。すごいことです。