日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

普通と常識


 人は「それって普通の事だよね」「それが常識でしょ」とかよく言います。普通とか常識って普遍的なものと思われがちです。言ってる本人もそれを疑っていないけど、かなり確率で常識外れだったり、普通じゃないことが多い。
 自分の常識を疑うことを人はあまりしない。自分の常識は正しいと思っているから、人がその規範に沿わないと「常識外れだ」と非難する。
 うちの母親がそうだった。何かにつけ常識外れだって非難された。勿論母親の言っていることも判らないではなかったのですが、狭い了見=常識と言われると大人げないと思いつつも反論していましたが、理解できていなかったようでした。

 自分の考える普通が普遍的に普通の事なのか、常識が誰に聞いても常識なのか。
 例えば社内では常識的な事でも社外の人にとっては非常識極まりないってことが良くあります。逆も。
 人は自分の知っている範囲、世界しか物事を判断できません。更に言えばその中でも自分が受け入れられるものを正しい事=常識と判断します。

 つまりある人が「それって常識でしょ」という時に、「そのことについて私は非常識だと思うけど、世間的には正しい事(常識)と言われている」ということはありえません。

 自分の常識、普通は疑ってかかるべき。
 だから安易に普通や常識という言葉で人を非難してはいけません。
 

 "普通"や"常識"を振りかざす人ほど、胡散臭いものはありません。