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名古屋城の天守閣にエレベーターはいらない。


 名古屋城の木造復元天守閣「エレベーター設置しない」河村名古屋市長が正式表明

 木造復元する名古屋城天守閣にエレベーターを設置しないと名古屋市の河村市長が正式に表明しました。■河村名古屋市長:「今後とも、新技術の開発などを通じましてバリアフリーに最善の努力をするということで、エレベーターは設置いたしません」■名古屋市の河村市長はこのように述べ、市として木造復元する名古屋城天守閣にエレベーターを設置しない方針を正式に表明しました。■2022年12月完成予定の木造天守バリアフリー対策を巡っては、河村市長がロボットなど新しい技術での対応を目指していますが、今回の決定に障がい者団体側は「『差別・人権侵害』以外の何ものでもなく、到底、承服できるものではありません」と、再考を求める姿勢を崩していません。(東海テレビ5/30(水) 19:01配信)


 名古屋城本丸御殿は1945年の名古屋大空襲で焼失したものをコンクリート造で外観復元されたものそれを木造建築物に"復元"をするということになると、単なる観光建造物を建てるのと訳が違います。名古屋城は資料が豊富に残る貴重な城で、外観をコンクリート造で復元されていたものと異なり、正に往時の建物を再建するのはすごく意義のある事だと思う。

 そういう意味で、単なる建造物ではありません。内観の火災報知器や照明など必要最小限の施設は必要ですが、ここで外観を無視して本来ないエレベーターを追加しては、それは単なる観光建造物で正しい意味での名古屋城ではない。批判をしている障害者団体はそういう文化的な意味が分かってるんだろうか。
 どうしても天守に上りたいというなら、荷物を背負って山越えをする"歩荷"に背負子で上がっていくのはどうでしょう。ただ彦根城天守に上ったことがありますが、ほとんどはしごのような階段で五体満足でも上るのは大変でした。そもそも過去の建造物にそういう配慮はありません。

 鶴田浩二主演で「男たちの旅路」というドラマがありました。その第4部3話に「車輪の一歩」という作品があります。卑屈になって迷惑をかけるようになる、脚に障害を持った車いすの若者たちの話なのですが、何でもかんでもかわいそうだといって受け入れるだけでは、健常者と障害者の溝は埋まらない。過剰な要求は過剰だということは何ら問題はない。天守に登りたいという障害者の方がいればみんなで上げてあげればいい。ただそれだけのこと。

 「男たちの旅路第4部3話 車輪の一歩」の感想を4年前に書いています。→http://d.hatena.ne.jp/hee/20140507

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